お笑い芸人の脳みそ夫(37)が5日、都内で行われた映画「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」(公開中)のイベントに登場した。

 みそ夫はお笑いコンビ「爆笑問題」が所属する事務所の後輩で、歴史上の偉人をネタにし、みそ夫扮するかわいらしいキャラクターと、独特のリズミカルコントが、女子高生を中心にウケている。持ちネタの中に「モーツァルトコント」があることでイベントに起用された。

 映画のタイトル「プラハのモーツァルト」についてみそ夫は「タイトルを見て『なにわのモーツァルト』だと思った。今日はキダ・タローさんいらっしゃるんですか?」とボケて笑いを誘う。ライバルの名を聞かれると「ピコ太郎さんですね。オイラもちょっとメガヒット狙いたいんですよ」と野望を明かす。

 すでに「脳みそ夫体操」という曲も作って「女子高生がネットで『みそ夫体操踊ってみた』と動画も上がってます」とひそかなブームになりつつあるという。

 テレビ局関係者によれば「みそ夫は最近、お笑いの実力が急上昇中」だそうだが、その“恩人”がお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の有田哲平(46)だとか。有田の番組「有田ジェネレーション」(TBS系)で、番組レギュラーを獲得するためにコントを披露したが、何度も「再審査」となり、その都度、新作コントを作らなくてはいけなかった。みそ夫は「きつかったんですが、あれでかなり鍛えられました。有田さんはああ見えて、若手芸人をかわいがってくれます」と感謝。ちなみに爆笑問題は「太田さんはたまに肝臓を狙ってパンチを入れてきます。田中さんに相談したら『俺は30年以上我慢している』と諭されました」と苦笑い。爆笑にも“かわいがり”されてるそうだ。