アイドルのライブ会場で盗難事件!プロデューサーが全額弁償

2017年12月06日 11時21分

星座百景のワンマンライブで盗難事件が発生していた(12月2日、都内のライブハウス)

 アイドルのライブ会場で盗難事件が発生していたことが6日までに分かった。2日に都内のライブハウスで行われたアイドルグループ「星座百景」の単独公演で、来場していたファン4人が盗難被害を訴えた。運営側によると、被害総額は6万円で、全額弁償したという。

 この日は“メーンイベント”としてメンバー2人がパフォーマンスを競う「IWGP(アイドル・ウォーズ・グランプリ)防衛戦」が行われた。。被害を訴えた4人によると、パフォーマンス後の投票に備え、投票用紙を兼ねたチケットを確認しようと財布を開けたところ、お金がなくなっているのに気付いた。いずれもバッグに財布を入れ、会場入り口左側の壁際に置いていたという。

 この日はIWGP戦とあって、収容100人の会場は多くの観客でにぎわっていた。ステージ上のパフォーマンスに集中している間に良からぬやからが物色していたことになる。

 被害に遭った4人は、会場にいたプロデューサーに盗難被害を訴えた。星座百景のサイトに「会場内での貴重品は各自ご自身の責任で管理をお願いします。トラブル、事故やケガ、盗難紛失等につきましては、一切の責任を負いかねます」と明記されているが、プロデューサーは「盗まれた金額をその場で全額お返し(弁償)しました」と報告。本来なら盗難被害は自己責任となるが、この日は特別に弁償したという。

「理由は単純です。星座百景のライブに来て悲しい思いをしてほしくないからです。次々と『僕のお金がない』『私のお金がない』と被害者が増えていったのはさすがにびっくりしました。ひとりにお金を渡して全員に渡さないのはおかしな話になります。被害者はいったい何人いるんだ? 被害総額はいくらになるのか分からないけど、被害者たちが盗難された全てのお金を弁償しようと覚悟しました。とにかく『ライブ中だからライブを見なさい!』と、無理やりお金を受け取らせ、中に入ってもらいました」と苦笑交じりに話した。

 自腹で弁償したプロデューサーは「まあ、ぶっちゃけお金なんてどうでもいいんですよね。それより信用の方が大切。私たちのワンマンライブは毎回メンバーが死ぬ気で日々活動したものを披露する場所なので、ファンの方には、現実世界のことは何も考えずに星座百景の世界に入り込んで楽しんでほしい。IWGP戦の結果発表というクライマックスがあったし、(私が弁償することで)ファンの方々の悲しみがなくなり、また切り替えてライブを楽しめるのなら安いもんです。きっとそのファンの方は次回も必ず来てくれるでしょうし…」と意図を説明。今後について「この経験を生かし、次回のライブからはセキュリティーを強化し、来場者に注意を促します。犯人探しは警察にお任せしております」と語った。

 IWGP戦開催を狙った窃盗常習犯の可能性が考えられる。プロデューサーは「ファンはライブに集中するので、そうでしょうね。週末に多くのライブがあるなかで、ウチを選んでくれたのは人が多く集まるライブと判断したのかなあ。それは光栄というか…」と複雑な表情を浮かべた。そして「悔しいなと思ったのは、犯人に”泥棒をしたい”と思わせる程度のパフォーマンスしか見せられなかったこと。そう考えると私たちは、まだまだです。『盗みをしている場合じゃない』と泥棒の心を動かせるくらいの圧倒的エンターテインメントを見せられるよう、メンバーと運営陣ともに精進していきます!」と前を向いた。