英王室のヘンリー王子(33)がかねて交際していた米女優メーガン・マークル(36)と婚約して来年5月に挙式することが決まった。メーガンに離婚歴があることや過去のセクシー写真が米芸能誌に取り上げられたことで破局説も取り沙汰されたが、そんな危機を乗り越えて婚約にこぎつけた。

 そうしたなか、ロンドン近郊のウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われる結婚式での花の手配や会場のデコレーションや披露宴など、婚礼にかかる費用は全額英王室が持つことになったと、米芸能サイト「レーダーオンライン」が報じた。

 ヘンリー王子の兄のウィリアム王子(35)が2011年、キャサリン妃(35)と結婚したときには、キャサリン妃の家族が寄付という形で多額のお金を出したが、メーガンの家族には金銭的負担は一切かけないことになった。その背景にはキャサリン妃とメーガンの“家庭の経済事情の違い”があるという。

 キャサリン妃の父親のマイケル・フランシス・ミドルトンさん(68)と母親のキャロル・エリザベス・ミドルトンさん(62)は英国航空に勤務後、玩具やパーティーグッズ用品の通信販売会社を経営して成功し一家は富豪になった。

 一方、メーガンの父親トーマス・W・マークルさんはハリウッドの撮影監督として活躍し、母親のドリア・ラドランさんはヨガのインストラクターだった。トーマスさんはメーガンが9歳のときに宝くじで75万ドル(約8000万円)を当てたことがあり、そのお金でメーガンは大学に進学した。

 ところが、2002年にドリアさんが多額の借金を抱えて自己破産。さらに昨年、トーマスさんも自己破産して現在はメキシコで静かに暮らしているそうだ。そうしたマークル家の事情もあって英王室は婚礼費用を全額持つことを決めたという。