お笑いタレントの間寛平(68)が26日、大阪市で行われた「第7回大阪マラソン」に出場し、4時間30分49秒で完走した。

 4月に行われたネット動画イベントで、木登り中に枝が折れ転落し、肋骨9本と左鎖骨骨折の大ケガを負い、今も左鎖骨にはボルトが入ったまま。ネタでは「左手が上がらない」と言いながら挙手して笑いを取っているが、「最初は左手上げてたんよ。でも、寒かったんで上がらなくなった」と沿道の声援に思うように応えることができず申し訳なさそう。昨年は「30~40回は見せた」というダチョウのものまねギャグも「5回くらいしかできへんかった」と話した。

 骨折の影響で練習も思うようにできなかったそうで、フルマラソンに参加するのは、昨年の大阪マラソン以来1年ぶり。走破時計は昨年より5分ほど遅かったが「たむけんよりは、ちょっと前に入りたいと思ってたから良かった」と、先週の神戸マラソンに出場した後輩芸人・たむらけんじ(44)が記録した5時間9分を破ってニッコリ。続けて「15キロくらいからはしんどかった。後半10キロほどは足が上がらんかったし、年とともに落ちてくね。でも、よー頑張ったと思う」と自分を褒めた。

 また、大阪市の吉村洋文大阪市長(42)は6時間25分25秒で完走。「右足と両股関節がおかしい。25キロ過ぎたあたりから雲行きが怪しくなって、35キロ過ぎてからはこの世の地獄を味わいました。明日の公務に影響出ますね。歩き方、おじいちゃんみたいになってるかも」と話した。

 38キロ地点では、画家のジミー大西(53)に追い越される場面も。「もう悔しくて悔しくて。何とか追い抜きたかったけど、足が動かなかった。『待ってー』って言うたら『待たへん』って行かれてしまいました」と悔しがった。