女優の森口彩乃(31)、佐々木心音(27)、山田愛奈(19)、瀬々敏久監督(57)が25日、都内で行われた映画「最低。」の公開初日舞台あいさつに出席した。

 セクシー女優・紗倉まな(24)の同名小説を「64―ロクヨン―」の瀬々監督が映画化。今年の東京国際映画祭・コンペティション部門にも出品された話題作だ。

 大胆なヌードシーンもこなした女優らに注目が集まる中、舞台あいさつを妙な形で盛り上げたのは瀬々監督だった。

 3人の主演女優について「実は森口さんは、佐々木が演じた25歳の綾乃役でオーディション受けにきたんですが、年も年なんで(34歳主婦の)美穂役がいいかなと思って(笑い)。清楚な感じで美穂にぴったりだったんで選ばしてもらった」。

 続けて「佐々木の綾乃役はいい人がいなかったので仕方なくです。(佐々木の『ウソー!』という声に)ウソですけど(笑い)。以前も出ていただいたので、安定の佐々木をご指名したんです」「山田さんは新潟の田舎者(笑い)。オーディションの時はパワフルでした。たぶん山田はすごいです」などと毒舌を放ったかと思えばすぐフォローを入れ、女優たちを翻弄した。

 司会者からタイトルにちなんで「最低」だったことを聞かれ、佐々木が「家で一人でお酒を飲んでいて一人で吐いた時」と明かすと、山田は「最初のオーディションで大遅刻しました。その時の瀬々監督や皆さんの顔が忘れらない」。森口は「学生時代、携帯電話をお手洗いに落とした時」と答え「水に落としたら、ジップロックにお米と一緒に入れておくと乾燥しますよ」と豆知識を披露した。

 瀬々監督は「いま二日酔いという最低な状況です。本当に申し訳ないです。いすがほしい」と話したが、毒を吐きまくっていたのは二日酔いだったから?