米人気歌手アシャンティ(37)がコンサート中に観客からドル札を投げられ、歌を中断して「わたしはストリッパーじゃない!」と激怒する騒動があった。米芸能サイト「TMZ」が報じた。

 歌手、女優、ファッションデザイナーなど、マルチに活躍するアシャンティは18日(現地時間)、ハワイ・ホノルルのニール・S・ブレイスデルセンターでラッパーのジャ・ルール(41)とコンサートを開催。ラップをしながら腰をくねらせ、セクシーに踊っていると、熱狂的な一部の観客がステージにドル札を投げ入れた。多数のドル札がステージ上に散乱するなか、アシャンティは歌を中断。ドル札を投げ入れた観客を指さし「わたしはストリッパーじゃない!」と激怒した。その観客は会場近くのストリップクラブ「バラリラス」の従業員たちだったという。

 ストリップショーでは、気に入ったストリップダンサーに向かってドル札を投げたりするとあって、観客はそれをまねしたのだろう。悪気はなかったとはいえ、アシャンティはストリップダンサーと同様に扱われたと感じて怒りをあらわにしたようだ。

 この騒動にストリップクラブのオーナーのダイミン・トーマスさんは、SNSを通じて「ちょっと待ってアシャンティ。君は自分のミュージックビデオでお金を投げたりしているじゃないか。しかもラップダンスをしていたんだろう。君は俺には苦情を言わなかったけど、おれのDJをいじめたんだって」などと反撃した。

 ちなみに、アシャンティと共演したジャは、ステージに散乱する思わぬ“ボーナス”を見て、喜んでいたという。