女優の寺島しのぶ(44)が22日、都内で行われた日本文化紹介を目的とした大型企画「ジャポニスム 2018:響きあう魂」の記者会見に出席した。

 来年は日仏友好160周年。それを記念して、2018年7月~19年2月までフランスで、アニメや歌舞伎など日本文化にちなんだ50超の企画を実施して、日本の魅力を伝える。

 寺島はフランス人男性と国際結婚しており、同国に縁がある。同企画では19年2月にパリのコリーヌ劇場で、演出家の故蜷川幸雄さん(享年80)の舞台「海辺のカフカ」を演じる。

 蜷川さんと10代のころから交流がある寺島は「蜷川さんは『フランスは嫌いなんだ!』と言っていたのを覚えている。『目が肥えている』『答えられない質問をしてくる』『理屈っぽい』『ロンドンでいい』とおっしゃっていた」と恩師の意外な“アレルギー”を明かした。

 その上で「蜷川さんが苦手としたフランスで、渾身の力を込めた舞台でアッと言わせたい」と意気込んだ。

 会見には狂言師の野村萬斎(51)、演出家の宮本亜門氏(59)らが出席した。