【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】21年間続いたタレントバラエティー「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)が、来年3月末で終了することが発表された。

 ナインティナイン・岡村隆史(47)は、番組をこう振り返る。

「平成の『オレたちひょうきん族』を目指して頑張ろうって言うて。『ひょうきん族』は8年ですからね。ほんで『ダウンタウンのごっつええ感じ』は6年。『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で11年。そう考えると、21年ってすごく長いことやらせてもらいましたしね。土曜8時、やり始めたころは海のものとも山のものともつかない25、26歳の若手の人間がポーンとやり始めて。多分、フジテレビさん的にはそんなに期待もしてなかったでしょうし。なんなら、すぐ終わるんじゃないかっていうふうに思っていたでしょうね」

 同時に誇りも感じている。「『めちゃイケ』は僕の代表作になったかなって思ってて、お笑いの教科書の中には載せてもらえる番組にはなったかなっていう思いはしてる」と岡村。

 そんな岡村が明石家さんま(62)に番組終了のあいさつをした時のこと。

 かねて「土曜8時の枠は俺の枠やからな。いつでも返せよ」と言っていたさんまだったが「『おお、ホンマか。何年やったんや? お前ら』って言うから『21年ですね』って言ったら『よう頑張った。大したもんや』って、初めてほめてもらったんですよ。ダメ出ししかされたことないんですけど。他局まで怒鳴り込みに来るような、あのさんまさんがですよ」とうれしそうに岡村は語る。

 今田耕司(51)からもうれしいLINEをもらった。 「普通に『東京お笑い死闘編、前編お疲れさまでした』って書かれてたんですよ。そうや、と。東京来て右も左も分かれへん。ダウンタウンさん、ウッチャンナンチャンさん、とんねるずさんっている中に、土曜8時で入っていかなアカンあのプレッシャー。だから、もっとほめてくれって言うてんの、21年続いたことを」と岡村は興奮する。

 岡村は来年3月末に、打ち上げでなんとあいさつをするかをすでに考え始めており、タモリをモデルにこう思案している。

「番組終わる時にあいさつとかも難しいじゃないですか。打ち上げもあって、思い出を語って『今までどうもありがとうございました』みたいな。俺、一番面白かったんは、タモさんが『ジャングルTV~タモリの法則~』が終わるときに、何を言わはるんやろうなって。すごい人数いる中で、タモさんがフワ~ッて出ていって、ステージの上に立ちはって、マイク持ったら『お疲れっした』って言わはって…爆笑起きるっていう」

 岡村らの「東京お笑い死闘編・後編」に期待したい。

☆プロフィル=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳の時にラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。