【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】「テレビの世界は結局、いい人しか残らない」と数々の芸能人が発言している。ネプチューンの名倉潤(49)も「嫌な人は確実に消える。出んようになってるわ」と語る。それほどシビアな世界だが、愛される芸能人も少なからずいる。

 嫌な人かどうかは、ドラマなどの番組宣伝のコーナーでの振る舞いでよくわかるという。名倉は「中途半端なヤツが問題やねん」と言う。駆け出しの女優だったり、プライドの高い芸人だったり、盛り上げるために質問を振っても、そっけない答えで「“もう振るな”って雰囲気させてて、そっから広げんといてくれよって合図なんかなって思ってまう」と、進行のやりづらさを説明する。

 逆にいい人は、番組宣伝で来ても、バラエティー番組のノリに合わせてくれる。

「菅野美穂ちゃん、最高よ。勘もええし、番組に全部合わせてくれる。俺、一時期、大好きだったもん。結婚したいなって思うくらいやったから。今で言うと、北川景子ちゃんもすごいよな。売れてる人ってやっぱりすごいよ。宮沢りえちゃんもそうやったし」と名倉は実名を挙げる。

 南海キャンディーズの山里亮太(40)も菅野を絶賛している。「連日、ドラマの撮影で、すごくしんどいはずなのに、菅野さんはめちゃくちゃノリノリで楽しんでくれる」

 また、女優の武井咲(23)の振る舞いにも心打たれたようだ。「スッキリ」のスタジオで、山里が顔を出さずに「天の声」として武井に話しかけた時のこと。実際は山里が武井の目の前にいるにもかかわらず、武井は「天の声」という設定を守り、迷うことなく天を仰いで「あっ、天の声さん。おはようございます」と返したという。

 オードリーの春日俊彰(38)はイジり方で嫌な人を判別できるという。

「いわゆるイジられ芸人のイジり方のマニュアルみたいな感じでやってくる人もいるね。薄っぺらい感じのやり方。『何か、面白いことをやって』みたいな雑なフリとか。『こっちが何をしてもOKだよ』ってイジり方をしてくる人と、ゴールの設定なしに丸投げしてくる人がいて、こっちに振って何もしないみたいな」と熱弁する。

 オードリーの若林正恭(39)が選ぶいい人もやはり菅野だった。

「いい人だなって思ったのは菅野美穂さんね。めっちゃ話聞いてくれるし、笑ってくれるし。(春日のギャグ)鬼瓦もやってくれたじゃん」と若林。また、疑似デートする番組で女優の黒谷友香(41)にも「俺が頑張って、いろんなことを引き出さなきゃって思ってたんだけど、黒谷さんが1を聞いて4くらい返してくれる。超やりやすくて。胸が熱くなっちゃって」と恋したようだ。

☆プロフィル=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳の時にラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。