大島渚さん通夜 たけし「世界へのきっかけくれた」

2013年01月22日 10時38分

 今月15日に肺炎のため亡くなった映画監督・大島渚さん(享年80)の通夜が21日、東京・築地本願寺で行われた。

「愛のコリーダ」「戦場のメリークリスマス」などで知られる大島監督とお別れをするため、ビートたけし(65)や俳優・武田真治(40)、女優・高橋恵子(58)、女優・朝丘雪路(77)、タレント・神田うの(37)、山田洋次監督(81)らが参列した。
 
 大島監督の棺の中には5300本もの花の他に、大島監督が愛用していたマフラーと帽子、妻・小山明子(77)のセーター、そして小山と息子たちが折った折り鶴に「パパと一緒で幸せでした」と小山のメッセージを添えた物が入れられた。


 戒名は「大喝無量居士」(だいかつむりょうこじ)。測ることができない解放された大きな「喝」という意味が込められている。

 

「戦場の――」で俳優デビュー、映画の道に入ったたけしは「おかげさまで映画の世界で活躍するキッカケをくれて、ありがたいというか。『ありがとうございました』しかないし、そのうち俺も行くし、また向こうで怒鳴ってくださいしかないね」と語った。
 
 大島監督の精神は脈々とたけしにも受け継がれている。「ものすごいマニアックな話なんだけど、映画監督で『寄り』の絵を多用するヤツは下手だというのが(大島監督の)クセになってて。(自分は)16本映画撮ってるんだけど、寄ったりってないんで、やっぱ影響してるんだろうなと思う」。大島監督からは「潔い映画を撮る」とほめられていたという。


 たけしが大島さんと最後に会ったのは、大島さんの遺作となった「御法度」がカンヌ映画祭に出品した時だ。その後の闘病中に会うことはなかったが「俺は手紙書いて絵を描いて、あとは見るのがつらいから意識して見ないようにしてた」という。
 
 一方、映画「御法度」に出演した武田は「本当に勇ましい方でした。迷いなく観客の顔色を気にしないというか、革命的な戦士みたいな方。(映画の)撮影中に交わした言葉は一言だけ。『ラストシーン、ワンカットでいくからね』と。『はい』と答えただけでした」と思い出を語った。


 なお、告別式は22日に同場所で行われる。

 

 

戦場のメリークリスマス [DVD]戦場のメリークリスマス [DVD]
デヴィッド・ボウイ,トム・コンティ,坂本龍一,ビートたけし,ジャック・トンプソン,大島渚,サー・ロレンス・ヴァン・デル・ポスト,ポール・マイヤースバーグ

紀伊國屋書店
売り上げランキング : 409

Amazonで詳しく見る