昭和歌謡レビュー劇団「虎姫一座」の「新メンバー発掘オーディション」最終審査会が5日、東京・台東区の「アミューズカフェシアター」で開催され、東京都出身の大野佳奈さん(23)が大賞に選ばれた。

 虎姫一座は浅草六区を拠点に公演を行う、昭和歌謡曲のエンターテインメント・ショー劇団。2010年12月7日に結成され、今年初めて公開オーディションが行われた。

「まだ信じられない。夢心地のよう」と喜びを爆発させた大野さんは身長163センチ、B84・W60・H88のスラッとした美女。これまでは「カフェやイベント会場でスタッフとして働いて、3つのアルバイトを掛け持ちしていました」という。

 応募のきっかけは「19歳の時にグラビアをやっていたのですが、ダンスが好きで、ボイスレッスンに通っていました。その時に募集要項を見つけたんです」。

 最終選考でのパフォーマンスでは、ウクレレを演奏しながらスピッツの「空も飛べるはず」を熱唱。「ウクレレは今年7月から始めた。どうやったら個性を出せるかを考えて、ウクレレを選びました」と明かした。

 同劇団が結成7年となる12月7日のデビューを目指す。パフォーマンスに和太鼓を取り入れる同劇団では「バイオリンを演奏することもできるので、今後は楽器隊として頑張りたい」と意気込んだ。

 そんな大野さんは「母の影響で中森明菜さんが好きです。好きな曲はちょっと選べません」とはにかんだ。