フジ「めちゃイケ」来年3月打ち切り決定の舞台裏

2017年11月04日 11時00分

レギュラーメンバーの中心・ナイナイの岡村(右)と矢部もショックだという

 ついに、ついに終幕となる。フジテレビの看板番組「めちゃ×2イケてるッ!」(めちゃイケ、土曜午後7時57分)が4日の放送内で、来年3月での番組終了を発表することが分かった。21年前にスタートした同番組はかつて視聴率30%を超えるなど、フジが誇る人気番組だったが、近年は低迷。打ち切りの噂はあったものの、これまでなんとか生き永らえてきたが、復活が見込めないことから、フジの上層部は打ち切りを決断した――。

 1996年10月の放送開始から21年。「めちゃイケ」がいよいよ幕を下ろすことになった。

 芸能関係者は「4日の放送の最後に、来年3月で終了することをサプライズで発表します。残りあと半年を、終了までのカウントダウンとして盛り上げていくつもりです」と明かした。

 ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)、よゐこ(濱口優・有野晋哉)加藤浩次(極楽とんぼ)、オアシズ(光浦靖子・大久保佳代子)、鈴木紗理奈、雛形あきこ、武田真治らを生み、育てた「めちゃイケ」は、フジの歴史に名前を刻む長寿番組となった。フジが絶好調だった90年代後半~2000年代にかけ、高視聴率を連発。

「04年には33・2%というとんでもない数字を記録。それ以外にも20%超えは当たり前で、まさにフジの人気を体現する番組だった」(制作会社関係者)

 10年にジャルジャルやたんぽぽら新メンバーが増えた。だが近年、フジが失墜するのと同時に「めちゃイケ」も沈没していった。

「最近はまず2桁を取ることができない。5~8%をウロウロしている状態。裏番組のテレ東『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』にも敗北する始末。もはや寿命はそこまで来ている状態だった」と前出関係者。

 常に打ち切り説が流れている状態で、20周年の昨年も打ち切り濃厚とみられていたが結局、続行となった。やはり看板番組に手をつけるのはなかなか難しいものがあり、その結果“延命”してきた。だが抜本的な改革とはならず、ズルズルと低下する一方だった。

 誰も打ち切りの決断を下せない中、今年6月に宮内正喜氏(73)がフジテレビの新社長に就任。「めちゃイケ」にとって、これが大きな転機となった。

「『めちゃイケ』は視聴率が低迷しているにもかかわらず、高コスト番組だった。往年に比べると制作費はかなり削ったが、それでも他局の番組よりはまだまだ高かった。高コストで低視聴率…コスパ最悪の『めちゃイケ』のことを“コストカッター”と名高い宮内社長は許せなかった。視聴率向上の兆しも見えないことから、ついに打ち切りを決断した」と別のフジ関係者。

「めちゃイケ」のオフィシャルサイトでは、4日午後7時57分開始の放送分について、打ち切り発表のことなどおくびにも出さず「岡村ブラックスカルが三浦大知&世界的ダンサーにハロウィーンどっきり! サプライズ登場で保存版リプレイを披露 お楽しみに!」と予告しているのみ。

 だが、最後の最後にファンは聞きたくなかった、しかし誰もが近いと予期していた「打ち切り発表」をする。数々の人気企画、キャラクターを生み出した「めちゃイケ」のカウントダウンがいよいよ始まる。