年内いっぱいでAKB48を卒業する“まゆゆ”こと渡辺麻友(23)が31日、地元埼玉のさいたまスーパーアリーナで卒業コンサートを開催。終演後、報道陣との囲み取材に応じた。

 ——コンサートはこだわった

 渡辺:今回はいろいろとこだわりがあるんですけど、世界観を統一したいなと思って。このコンサートの舞台のセットもクラシカルな、お城みたいなセットにしようと。冒頭の私が一人で登場するシーンもすごく高貴なドレスで登場したり。あと、全編通して衣装もセットに合わせた世界観にして。グッズも同じ世界観で考えました。

 ——なぜクラシカルな世界観に?

 渡辺:ただ私の好みってのもあるんですけど。それで作りあげたら、ファンの皆さんも世界観に浸れて、夢のような時間を過ごしてもらえるんじゃないかなって。一から百まで統一したので、バッチリなんじゃないかなと。

 ——ライブで、期待の若手をメンバーに選んでいた

 渡辺:普段からいろんなメンバーの子を見ていて、私が「この子、いいな」って思ってる子。これからよりもっと輝いて、AKBのセンターを張れるんじゃないかって、私が個人的に期待しているメンバーを選んだ。

 ——若手で特に誰を一番最初に選んだのか

 渡辺:最近、すごく注目しているのが、AKBチーム8で東京代表の“ゆいゆい”こと小栗有以ちゃん。その子がメキメキと成長して、たくさんのファンの方もいる。ぐんぐんアイドルオーラも出して、まさに王道アイドルって感じの子です。今回のコンサートでも、たくさん目立たせました。気にかけてます。

 ——王道アイドルといえば、渡辺さんの後継者、「ポストまゆゆ」に

 渡辺:(小栗は)私なんか全然目じゃないくらいすごい。私以上の。私から見たら、まさにアイドル。私が思うまさにアイドルという子。これからAKBの王道アイドル、正統派アイドルとして頑張ってほしいなと、すごく期待しています。

 ——冒頭ですでに涙を見せていた

 渡辺:自分でもビックリしました。コンサートが始まる前でも意外と実感がなかったんですけど、ちょっとふわふわして不思議な感覚だった。実際、始まってお客さんが見えた瞬間にぶわっと急に涙が出て。自分でも感情を処理しきれなかったです。涙が止まらなくて。目の前の景色に感謝の気持ちと幸せな気持ちであふれて、涙が止まらなかったです。

 ——最後に指原(莉乃)さん、柏木(由紀)さんからメッセージが読まれ、涙を見せた

 渡辺:よくさっしー(指原)とまゆゆ(渡辺)で、総選挙でどっちが1位なのかと戦友、ライバル的に世間的に言われるんですけど、全然普段はいい意味でライバル心がないというか、ふざけ合う友達。皆さんが思っている以上に仲良しだし。いつもふざけた話しかしていないぐらいの仲なので、ステージで面と向かって真面目に話されると、普段そういう話をしないので、照れくさいというか(苦笑い)。でも、そうやって見て思ってくれてたんだって。一緒に頑張ってこれて本当に良かったなと。大切な仲間と思いました。

 ——夢に掲げる女優業以外にこれから挑戦したいこと

 渡辺:そうですね。AKBの中にずっと11年いたので。いろいろやってこなかったのは山のようにあるんですけど…。そうだな。どうしようかな。普通に居酒屋とかでお酒を飲みたいなと(笑い)。普通の感じのそういうことをしてみたい。大好きなビールを飲みたい。

 ——最後に

 渡辺:年末まであと2か月AKBとしての活動はあるんですが、秋葉原の最後の劇場公演が12月26日に決まりました。卒業公演でも渡辺麻友の集大成を見せたい。ぜひ楽しみにしてください。残り2か月、AKBメンバーとして全力で生き抜いて、無事に終えたいと思います。