米国で大人気のリアリティー番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」の契約が更新され、同家の母親クリス・ジェンナー(61)と番組を放送するケーブル局「E!」は今後2年間計5シーズン分の出演料として破格の1億5000万ドル(約170億円)で合意したと米芸能サイト「TMZ」が報じた。

 同番組は2007年10月にスタートし、丸10年を迎えた今月、シーズン14が始まった。出演者はクリスをはじめ、元夫で著名弁護士のロバート・カーダシアン氏(故人)との間の子であるコートニー(38)、キム(37)、クロエ(33)のカーダシアン3姉妹と末っ子の長男ロブ・カーダシアン(30)。加えて、前夫で現在は性転換したケイトリン・ジェンナー(68)と、ケイトリンとの間の子、ケンダル(21)とカイリー(20)のジェンナー姉妹だ。番組は毎週、同家の家長であるクリスとその娘たちの日常を追う、今や米国一有名なセレブ一家のドキュメンタリーだ。

 ちなみにケイトリンは1976年モントリオール五輪の陸上十種競技で米国代表として金メダルを獲得。2度の離婚の後、91年にクリスと再婚するが15年に離婚した。その後、性転換してブルースからケイトリンに改名。同番組には最初から出演し、離婚した現在もジェンナー姉妹の親として度々登場する。

 TMZによると、子供たちのマネジャーでもあるクリスは、出演料から10%にあたる1500万ドル(約17億円)をマネジメント料として徴収する。これは“家族価格”。ハリウッドで通常、マネジメント料は15%が相場だという。

 残る1億3500万ドル(約153億円)を、クリスが6人の子供たちや自分自身、ケイトリン、それにそれぞれの配偶者や恋人ら出演者にギャラとして振り分けることになるとTMZは伝えている。

 同番組は日本ではオンライン動画配信サービス「Hulu」やNTTドコモの「dTV」で視聴できる。