歌舞伎役者・市川海老蔵(39)が26日、東京・歌舞伎座で行われたイベント「東京国際映画祭プレゼンツ 『歌舞伎座スペシャルナイト』」に出席した。

 今イベントは現在開催中の東京国際映画祭の企画の一つで、日本の伝統文化を発信する歌舞伎座で映画を上映するというもの。今年は4Kデジタル修復版の映画「地獄門」(1953年)を上映。その後、海老蔵が舞踊「男伊達 花廓」を披露することになっている。

 上映前にレッドカーペットに登場した海老蔵は「男の粋というものを立ち回りを中心として、男の色気を表現する舞踊となっております。初めてご覧になる方も多いでしょうから、今、私にできることを注ぎます」とあいさつした。

 この日は東京国際映画祭のイベントだったので、外国のプレスも多数取材に訪れた。

 外国で歌舞伎をする機会も多い海老蔵は「言葉の壁というものはございます。意味は多少分からなくても通じるものはあると思います。風情を雰囲気として楽しんでもらえればと思います」と話した。

 最後に東京国際映画祭の審査委員長、トミー・リー・ジョーンズ(71)と固い握手を交わした。