10年、あるいは15年後の“大女優レース”がスタート! 満島ひかり(31)、宮﨑あおい(31)、安藤サクラ(31)、蒼井優(32)の4女優が25日、都内で開幕した「第30回東京国際映画祭」(11月3日まで)のレッドカーペットに登場した。「85年組」の4人による“美の競演”により、集まった映画ファンはすっかり魅了された。

 満島、宮﨑、安藤、蒼井の4人は、1985年生まれ(安藤のみ86年の早生まれ)の同級生。日本を代表する女優に成長した「85年組」は、現在の日本映画界をけん引する存在といっても過言ではない。同映画祭では、日本の“いま”を紹介する「Japan Now」部門の特別企画「銀幕のミューズたち」と題された特集「日本を代表する同世代の若手女優4人」として紹介された。

 レッドカーペットでは満島と宮﨑、安藤がドレス着用でそれぞれが、真っ赤、柄模様、真っ黒と対照的な彩りを見せた。蒼井は白を基調とした着物姿。世界各国から映画人が集まる国際映画祭に花を添えた。

 開幕セレモニーでのインタビューで満島は「この中に立てていることをうれしく思う。映画に助けられてきたし、私は映画を愛しているので、この場にいられるのは幸せです」。宮﨑は「本当にたくさんの人がいらっしゃっていて、この場にいることが光栄。お祭りがあることで、映画が身近になったらいいなと思います」と語った。

 壇上では蒼井に「立ち位置間違えてるよ~」と指摘された安藤が思わず苦笑するなど、終始なごやかなムードでセレモニーは進んだ。

 映画関係者は「この4人の中には10年、15年後に大女優と呼ばれる存在がいるでしょう。それほど演技力も個性も際立っている。間違いなくこれからの映画界を支えていくことになる」と絶賛する。

 またレッドカーペットには、同映画祭のコンペティション部門の15本のうちの1本に正式出品された映画「最低。」の原作者であるセクシー女優・紗倉まな(24)、出演者の森口彩乃(31)、山田愛奈(19)、佐々木心音(27)らも登場し会場を沸かせていた。