綾瀬はるか(32)が、アクション女優としてハリウッド進出の夢を膨らませている。放送中の主演ドラマ「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系、水曜午後10時)が好調で、本人も久々のヒット作に巡り合えて上機嫌。同ドラマではスタントマンなしのアクションを披露しており、並行して英語の勉強を開始しているというから、本気モードだ。

 放送中の「奥様は――」で、綾瀬は高級住宅街の一軒家で夫(西島秀俊)と暮らす専業主婦だが、過去に某国の秘密工作員だったという設定。正義感から、街で起こる様々なトラブルを解決するというストーリーだ。

 主婦友達役の広末涼子(37)、本田翼(25)に加え、毎回ゲストが登場することもあり、視聴率も4日の初回が11・4%、第2話が11・3%、第3話が12・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調だ。

 綾瀬にとっては、久々の主演ドラマのヒット。原作者のカズオ・イシグロ氏が今年のノーベル賞に輝いた昨年1月期の連ドラ「わたしを離さないで」(TBS系)は、全話平均視聴率6・8%で大コケ。NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」は今年11月25日に最終章がスタートするが「NHKが大河ドラマと並ぶ制作費をかけ、子供も見られる『大河ファンタジー』と銘打ったものの、これまでの2シーズンは、視聴率が全話1桁と厳しい結果に終わった」(テレビ関係者)。

 それだけに綾瀬は今回の「奥様は――」のヒットに大喜び。何より「精霊の――」に続くアクションに自信が持てたことが大きいという。

「『精霊の――』ではワイヤアクションや殺陣にも果敢にチャレンジし、筋肉痛になりながらも、楽しみながら演技をしていました。それもあってアクション女優転向も意識し始めたんですが、肝心の視聴率が悪くて、自分のアクションは視聴者に受け入れられなかったと、自信が持てず悶々とした日々を過ごしていたようです。しかし『奥様は――』のヒットで自信を取り戻した。体を動かしている時が一番うれしいようです」(ドラマ関係者)

 いまや、アクション女優への完全転向を真剣に考えているという。

「綾瀬さんはもともと知る人ぞ知るアクション好き。ジャッキー・チェン(顔写真)が好きらしく、ふざけて酔拳や龍拳などマネしてやっていたそうです」(放送作家)

 こうしてノリノリとなっている綾瀬は「奥様は――」の収録現場でも心身ともに充実した様子をうかがわせる。

「スタントマンでさえビビるような本格派アクションシーンに自ら挑んでいます。クレーンでつるされながら自宅の窓を突き破ったり、車から車に飛び移ったり…。まさに女版ジャッキー・チェン。しかも笑いながら演じている。夫役の西島とのバトルシーンにも挑んでいる。今後の放送で真相が明かされますが、西島も実は、綾瀬演じる妻を監視するために結婚した工作員で、命を狙っていたという設定。ナイフ、キック、寝技など、上になり下になりのスーパー格闘技を綾瀬も難なくこなしています」(芸能プロ関係者)

 そんな綾瀬の夢は海外進出へと膨らみ、最近は英語も学び始めたという。

「最終的にはハリウッドや、香港にアクション女優として進出することを考えているようです。身長165センチでFカップ巨乳ですから、セクシー路線もできる。ハリウッド、香港の女優にも引けを取らないのでは」(映画プロデューサー)

 日本のファン心理としてはアクションよりセクシーな演技を期待したいところだが、海外進出して綾瀬が世界的女優になるのも見てみたい。