シンガー・ソングライターでタレントの泰葉(56)が25日に放送されたフジテレビ系「バイキング」にVTR出演し、都知事選出馬を断念した理由を明かした。

 番組では次期都知事選に立候補することを表明していた泰葉が、出馬を断念したことをトップニュースで特集。出馬発表への経緯や掲げた政策などを紹介し、真意を確かめるために泰葉を直撃した。

 泰葉は19日に更新したブログで不出馬の理由を「妊活を取った」とつづった。同番組でも「都知事選は小さいころからの夢だったが、もう一つの大きな夢は子供が欲しいということ。年も56歳だし、これから妊活するのには何年もかかるし、(都知事選か妊活)どちらかを選択しなければいけないなと思った」と説明した。

 決断のきっかけは、インド人女性が70歳で妊娠したとの報道を挙げ「出馬表明をする前は『養子縁組』や『代理出産』で、自分の体で産むっていう選択肢が全くなかった。けれど(ニュースを読んで)自分のおなかに子供が入るかもしれないという希望の光になった」と説明した。

 高齢出産への不安を問われると「勇気と行動力には自信がある。(婚約者の)メィヒディから、イランの医療が非常にその辺で優れていて、親戚2人の女性が50歳代後半で産んでいることを聞いた」とほほ笑んだ。

 婚約者のメィヒディ・カーゼンプールさん(36)にも相談はしていて「『産めるかもしれないということを聞いた』と言ったら、『それはとてもいいと思うけど、急がないで結婚してからゆっくり考えないか』という言葉に後押しされました」と応援してくれていることを明かした。