紗倉まな原作映画の瀬々敬久監督「日本の文化が世界にどう伝わるか楽しみ」

2017年10月25日 11時00分

インタビューに応じる瀬々敬久監督

 第30回東京国際映画祭(25日開幕)のコンペティション部門正式出品作でセクシー女優・紗倉まな(24)原作の小説を映画化した「最低。」(11月25日公開)の瀬々敬久監督(57)が、本紙のインタビューに応じた。AVと3人の女性との関わりを描いた話題作に瀬々監督は「今回の東京国際映画祭では『AV、世界を席巻!』と世界に報じてほしい」。ピンク映画出身で「四天王」と称された瀬々監督は「“女優の裸”の持つ力」や「東スポ愛」を力説した。

 ――AVと女性の関わりを描いた原作だが

 瀬々:紗倉さんの原作を読んで、単に「AV業界の裏話」でなく、そこに物語があったので興味を持ちましたね。僕はピンク映画出身で、いまもAV業界で働く先輩もいるので相談もしました。日本の文化の一つだと思うので、世界にどう伝わるか楽しみです。

 ――3人の女優(森口彩乃、山田愛奈、佐々木心音)の印象は

 瀬々:平凡な主婦からAVに出演する「美穂」を演じた森口さんの撮影は順撮り(台本通りに撮影を進める)で、宣材写真撮影で初めて人前で美穂が裸になったシーンは、実は森口さんも初めて我々の前で裸になったという。そこからAV撮影シーンなども、森口さんにとって全部初めての体験。映画ですが、妙なリアリティーにあふれていると思います。

 ――もちろん、オーディションでは裸をチェックした

 瀬々:いやいや! 僕はシャイなんでそういうことができない。撮影で初めて裸を見ました。

 ――監督によっては、裸チェックが必須の人もいる

 瀬々:服の上からだいたいわかるじゃないですか! でも、森口さんから「監督、私の裸はチェックしなくていいんですか?」と言われた時はドキッとしました。女優としての覚悟がすごかったです。

 ――監督は裸は慣れていると思っていた

 瀬々:そんなことないですよ。撮影はあくまでも殺陣やアクションのようなものですからね。別物です。佐々木さんは過去にも一緒に仕事して、こちらからオファーしました。映画のために髪も切ってくれたし。

 ――佐々木は冷たいプールに入るシーンで、意識を失うトラブルもあった(本紙既報)

 瀬々:それも乗り越えてくれた。山田さんもきれいな顔ですが、それが時々、崩れた、怖い顔をするのがいいなと思って。今後も期待の女優だと思います。

 ――監督が女優に求めるものはありますか

 瀬々:やっぱり「脱げるか!?」です。人前で女性が裸になるということはその人にとって“一大事”。非常に大変なこと。だからこそ、映画に力を与えてくれる。迫力があるものが撮れる。低予算の映画をたくさん撮ってきたからこそ、裸の持つ力を身にしみて感じてますね。あと、僕は東スポ大好きなんですよ! プロレスの大ファンなので!

 ――好きなレスラーはいますか

 瀬々:中邑真輔!(現WWE)ナカムラ、お前が一番だ!