UMAが写り込んだ!ビジュアル系バンド「ジャックケイパー」のミュージックビデオ(MV)に、未確認生物(UMA)とみられる「スカイフィッシュ」が写っていることが本紙の取材でわかった。ボーカル飛炉(ひろ=年齢非公表)が「カニ」になってダンスをするシーンで、UMAが何と2匹も超高速で横切っているのだ。あまりにも素早いため、判然とはしないものの、虫や鳥でないことは明らか。いったいこれは何なのか。映像を緊急入手した本紙は独自に検証するとともに、飛炉本人を直撃した。

 問題の場面は、同バンドが8月に発売したシングル「カニカニカーニバル」の付属DVDで見つかった。MVのほかに「禁断の裏側」というオフショットも収録。メンバーたちのリラックスする様子や、撮影時のトークがふんだんに収められており、ファンにはたまらない内容だ。

「撮影したのは今年6月1日、場所は千葉県の御宿海水浴場でした。撮影用のほかに、オフショット用として、スタッフがカメラを回していたんです」と証言するのは事務所マネジャー。

 コンセプトの「カニ」にちなみ、カニの手袋とかぶりものを装着している飛炉。軽快なメロディーにのせて、コミカルにダンスする、まさにその時だった!

 画面左上から右斜め下に向かって正体不明の物体が2つも横切ったのだ。画像を拡大すると、楕円の形状をした胴体と見られるところから、前方と後方に長い触角のようなものが確認できる。後ろの2匹目には、うっすらと羽らしきものもあるようだ。

 虫にしては大きすぎるし、鳥のようにも見えない。UFOにしては飛行域が低すぎる。ということは…もしかしてこれはスカイフィッシュ!?

 飛炉本人に聞いた。

「ファンからツイッターのダイレクトメールで『これ、UFOじゃないですか?』と送られてきたのがきっかけでした。僕らもスタッフも全く気づいていなかったのでビックリ。改めて映像を確認すると、確かに鳥やチョウのようには見えない。何だろうということになったんですよ」

 他のメンバーも首をかしげるばかりだったという。そこで本紙はオカルト研究家の山口敏太郎氏(51)に検証を依頼。すると「スカイフィッシュではないか」という回答を得ることができた。

「スカイフィッシュは割と有名な映画やミュージシャンのプロモーションビデオに出てくることがありますので、幸運の兆しかもしれません。2匹出たことに意味がありそう。2年後にヒットが出るとか、ライブツアーが成功するとか。2という数字を意識したらよいかもしれません」との見解だった。

 スカイフィッシュの定義はさまざまだが、長い棒状の体を持ち、空中を高速で移動するとされる。

 山口氏の指摘通り、確かにジャックケイパーには「2」の吉兆が続いている。今回の曲は売れ行きが良く“12月”に初の東名阪ワンマンツアーを開催することが決定したばかり。“12月”の“23日”に行われるツアーファイナル東京公演はソールドアウトになったという。

 撮影時にはこんなエピソードもあった。

「撮影当日の御宿は雨予報だったんですよ。『撮影できるのかなぁ』と心配だったんですが、ちょうど僕らが撮影する瞬間にピカーンと晴れたんです。で、終わったらまたザーザー降り。その時に撮ったので、スカイフィッシュが写るべくして写ったということですね」(飛炉)

 いずれにしても、飛炉自身、UMAやUFO、幽霊に目がないため、今回のことに喜びを隠し切れない。

「超大好きです! テレビの番組や雑誌にもクギ付けでしたね。霊感もゼロなので、とにかく目に見えないものを見たかった。心霊スポットなんて何百回行ったかわかりませんよ(笑い)。有名なところからマニアックな超ヤバイところまで、寝る間を惜しんで行ったぐらいですから。結局何やっても、見えなかったんですけど、今回UMAにそんな僕の思いが通じたのかもしれません」

 これを契機にバンドのブレークにつなげたいところだ。

【ジャックケイパー】飛炉(ひろ)、ひな太(ひなた)、李九(りく)、U(ゆー)、英(すぐる)の5人組によるビジュアル系バンド。2016年4月に活動を開始。個性的な歌詞と遊び心あふれる楽曲が特徴。コンセプト「イタズラ」のとおり、イタズラ心にあふれたライブパフォーマンスで人気が急上昇中。