お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二(52)が「イクメン オブ ザ イヤー2017」を受賞し、18日に都内で開かれた授賞式に出席した。会場には妻でタレントの山口もえ(40)もお忍びで来ていたため、パパ田中はママへの感謝の言葉も忘れなかった。やはり見た目通りの恐妻家?と思いきや、実は田中がおびえているのは、会場にいない相方・太田光(52)のほうだった。その理由は――。

 第7回となる「イクメン オブ ザ イヤー」は最も育児を楽しみ、頑張った父親に贈られる賞。妻・もえとの間に今年5月、女児が誕生したばかりの田中は「育児は『なんとかなる』の精神でやっています」と語った。受賞については「仕事上、不規則で朝早かったり遅かったりで、なかなか(子育てを)できずに、正直、ママが中心で、どれだけサポートできるかというところになるんですけど。学校に行く時は起きて『いってらっしゃい』と言うことにしてます」。

 元プロ野球選手のマック鈴木氏(42)ら他の受賞者と臨んだ授賞式では、現在5か月である娘とのツーショット写真を披露し「僕が寝かしつけをやってたら、一緒に寝ちゃって、それを妻が写真に撮ったんです。なかなか好感度高い写真に仕上がってますね」と説明。さらに「寝かしつけについて劇団ひとりとも話したんですけど、母乳が出てほしい! そこが妻にはかなわないです」と笑わせた。

 この日はもえが来場していたせいか、妻への感謝の言葉が比較的多かった田中だが、妻よりも気がかりなのは本業、お笑いの相方、太田のほうだ。この日も田中は「太田には何を言われるか分からない」とこぼしていたがこれが“偽らざる本音”だという。

「太田さんは、田中さんが1人でテレビ番組やイベントなどに出演していると、発言を一言一句チェックして『あの発言は面白くなかった』とダメ出しをするんです。それが田中さんにとっては何よりも恐怖のようだ」と言うのはテレビ局関係者だ。

「爆笑問題の2人を比べると『危ない発言を連発する太田さんのほうが失言が多い』というイメージが世間にはあるかもしれないが、実際は逆。田中さんのほうがとんでもないことを言うことが多い。田中さんは思いついたことをすぐに口にしてしまうタイプで、ウソがつけない。そんな田中さんについて太田さんは失言はもちろん、しっかり笑いを取ったかについても厳しくチェックしているんです」

 報道陣から「理想の父親タレントは誰?」と聞かれた田中は「石田純一さんかな?」と答えたが、すぐに「いや、石田さんにはなりたくないな」と撤回。これには報道陣の間でビミョーな空気が流れてしまった。太田のダメ出しは、今回も厳しいものとなりそう!?