演歌歌手の田川寿美(41)が16日、都内で新曲「心化粧」のヒット御礼イベントを行った。

 6月に発売してから実売が3万枚を突破し、カラオケDAMの演歌・歌謡曲リクエストランキングで9月の月間1位も獲得した。田川自身も「感激しています。スタッフと一緒に頑張ってきて良かった」とヒットへの手応えを感じている。

 新曲発表の際には5歳になる一人息子が「初めて自分の歌を歌ってくれた」と喜んでいたが、いまでは「サビの部分から最後まで歌えるようになった」という。

 これまで田川が歌ってきたのは、聞かせる“哀愁演歌”だが、今回は明るい曲調の“王道演歌”だ。「聞いてくれるお客さまも笑顔で口ずさんでくれる。歌っていて本当に楽しいし、その楽しいって気持ちを共有できている感じがする」とこれまで感じられなかったようなファンの反応を実感している。

 この変化には作曲した幸耕平氏も「これまで寿美の歌を書いてきたけど、初めてこういう明るい歌を書いた。どうかなと思っていたけど、こんなふうになるんだ!とビックリしている」。

 好調な売れ行きのまま狙うところは紅白復活。2002年を最後に遠ざかっているが「今年は大丈夫じゃないの!?とか、いけるよ!と言ってくれるファンが多い」と田川。

「今年も残り3か月を切った。今年から来年、再来年へとホップ・ステップ・ジャンプでいきます」とさらなるヒットを目指す。