歌手の美川憲一(71)が“ご意見番”として、再び注目を集めている。

 美川はタレント・清水アキラ(63)の三男でタレントの清水良太郎容疑者(29)が覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕された事件について先日、取材に応じ、「バカヤロー!」を連発した。

 9月29日放送のTBS系「今夜解禁!ザ・因縁」で対談し、違法カジノ店に出入りしていた問題に関して反省の色を見せない同容疑者に対し「このままいくと終わる」と説教したばかりとあって、「悔しい」と言葉をつないだ。

 それでも今回の事態について「逆に良かったんじゃないかしら。このままいったら、体も心もさらにむしばまれていた」とコメント。自身も過去には大麻取締法違反で逮捕され、その後カムバックを果たしたとあって「私は離れたファンを呼び戻して、来てくれる努力をしました。そういうことがバネになった」と自身の経験を踏まえ、アドバイスを送った。

 さらに、手を差し伸べるかと問われると「出てきてどういう気持ちで彼が反省するか。私だって自分の過去をさらけ出してまで言いたくはない。でもこのことで後輩の若い人たちが目を覚まして少しでも活躍することにお力添えできればいいかな」と最後は“温情”を見せていた。

 こういった美川の姿勢にテレビ局関係者は「一方的にダメ出しをするのではなく、先の道を示すことが美川さんの優しさ。また自身の過去の薬物問題に触れるなど、ナイーブな事柄にもしっかり言及する点も好感度が高い。今後も出番は増えるんじゃないでしょうか」。すでに“ご意見番”としての地位は築いているが、さらなる露出増が見込まれる。

 ネット上では、前出の番組で「このままいくと終わる」と同容疑者のさらなる転落を警告していたことで、“予言者”との声も。この点に関しても美川は「私は予言者じゃないわよ!」と一蹴するが、需要は高まりそうだ。