俳優の三宅裕司(66)が、座長を務める劇団「スーパー・エキセントリック・シアター(SET)」の設立40周年に並々ならぬ意気込みをみせている。

 現在、「カジノ・シティをぶっとばせ!! ~丁半コマ揃いました~」を公演中のSET。三宅や盟友の小倉久寛(62)が「カジノ誘致」をテーマに抱腹絶倒の舞台を披露している。

 同公演は三宅が京都市長から府知事に、小倉は置屋の主人という役どころ。三宅は「平和な日本の中で、カジノ誘致巡って、どんなどんでん返しが起きるのか。笑いあり、最後にずしっとくるものがある。社会派コメディーといったところですね」と内容を紹介していた。

 今回の公演では「2年間で体重が12キロ減」とスリムになった三宅が話題になったが、それ以上に力説していたのが、「世代交代」。三宅は「劇団員にセリフを多く与えて、笑いを背負わせています。お客の前でどうやったらウケるか勉強させてね」と語っていたが、これこそ、2年後に迎える劇団設立40周年を盛大に迎えるためのものだという。

「三宅さんは40周年に並々ならぬ意欲を持っている。12キロ痩せたのも、節目の年に万全な体調でいたいという思いの表れです。今回、後輩にセリフを多く与えたのも同劇団の未来を見据えてということです。いつまでも『三宅の劇団』ではダメだということ。後輩たちもその思いを知り、気合が入っているそうです」(ワイドショー関係者)

 29日までの今公演では、そんな三宅の気迫の舞台が見て取れるはずだ。