ものまねタレント・清水アキラ(63)が三男で俳優の清水良太郎容疑者(29)が覚醒剤取締法違反(使用)容疑で逮捕されたことを受けて12日夜、自宅前で緊急会見を行い「このたびは私のせがれ、清水良太郎が世間をお騒がせし、ご迷惑をおかけしました」と謝罪した。

 報道陣を前に涙を流したアキラは良太郎容疑者が一転、容疑を認めたことについて「ホッとした。前の賭博(闇カジノ)の時も何度も『どうなんだ』と聞いて怒鳴りあったんですよ。闇カジノの時もきちんと自分で本当のことを言えていればこんなことにはならなかった。反省していない、スキだらけだったんです」と語った。

 薬物使用の兆候はなかったというが「10日くらい前に、ゴルフのマナーが悪いので叱ったら、初めて『お前、ふざけんな』と私のことを怒鳴ったんですよ。『お前、俺にそういう口がきけるならほかの人にもそういう口をきいているんだな。なら(事務所を)辞めろ』と言ったら本人は『辞める』と答えた」。家庭を築いて落ち着くどころか、親子ゲンカで神経を高ぶらせていたという。

 良太郎容疑者に対しては「自分の事務所はクビにする」「崖っ縁から崖に落ちたんだから上るのは自分」と突き放す一方で「うちの次男から『車の中に薬を入れるパケがあって(警察が)押収していった』と聞いて、それは間違いなく私が飲んでいる薬だったので胸をなで下ろした」などと親心ものぞかせた。

 アキラの仕事にも影響が出ているという。「それは親なので仕方がない。(良太郎の)ファンの方には一度、離れていただいて、彼も一人で考えたほうがいい。今日も目白警察の前を通りましたけど涙も出ませんでした。『ここにいるのかな』というくらい。面会したいとも思わない。話もしたくない。かける言葉もないですね。自分ではい上がってこないとダメだと思います」と心を鬼にした。