盲目の漫談家・濱田祐太郎(28)が9日、大阪市のNHK大阪放送局で行われた「NHK新人お笑い大賞」本戦の組み合わせ抽選会に登場した。

 NSC35期生の濱田は2013年4月にデビュー。322組が参加した予選を勝ち抜き、賞レース初の決勝進出を果たした。

 自身の芸風について「僕が他の方と比べて抜きんでているものがあるとしたら、障害があってピン芸人でそこそこのしゃべりをするという、もの珍しさ一点だけだと思うので、それを何とか生かして頑張りたい」と語った。

 同じくピン芸人として決勝進出を果たしたパーマ大佐(24)に対しては「僕は実績も舞台数もスキャンダルも少ない。(パーマ大佐の)あの騒動はスキャンダルです」とライバル視した。

 また、同賞について「無神経な話ですが、こういうコンテストがあるのは初めて知った。NHKさんは春にも賞(NHK上方漫才コンテスト)があるので、どっちがどっちかよー分からんなって感じで聞いてました」と漫談家らしく毒舌を披露。

 さらに、同局制作の情報バラエティー番組「バリバラ」(NHK・Eテレ=日曜午後7時)に以前、出演したことを明かし「普段漫談しかやらないのに、一発ギャグとかショートコントを5分やってくれって言われて、その中で切り取られたズルズルに滑った1分間を全国に流された。あれからはや4年。こういう形でNHKに出させてもらったので頑張りたい」と話した。