今年大ブレークした人気ピン芸人・サンシャイン池崎(35)が、年末のスケジュールをばっちり空けて、国民的番組「NHK紅白歌合戦」に向け万全の態勢を敷いているという。今年の活躍を考えれば“超絶怒涛のピン芸人”として単独での出場も夢ではなさそうだが、所属するワタナベエンターテインメントには勢いのある若手人気芸人が多いだけに、“ナベプロオールスターズ”としての出場の可能性もあるという。

「イエエエェー」の絶叫やネタの最後に放つ「ジャスティス」などで話題を呼んだ池崎。昨年の大みそかに放送された「ガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル!『絶対に笑ってはいけない科学博士24時』!」(日本テレビ系)で人気俳優の斎藤工(36)と共演し、斎藤が池崎のネタを完コピする演出もあって火がついた。

 そんな池崎は芸人として長く日の目を見ない時期が続いたが、今年5月には「(年収は)50~60倍になってるんじゃないですか」と公言できるほどの、売れっ子芸人に急成長した。

 地方局関係者は「かつてはいち早くあのキャラクターに目をつけた地方局が番組やイベントに呼んでいたけど、今や池崎はなかなか地方に呼べない。ギャラも跳ね上がっているが、とにかくスケジュールがパンパン。今でも出ている地方の仕事は、ブレーク前から決まっていたものですよ」とその多忙ぶりを明かす。

 とはいえ、その人気は絶大だ。9月末に所属事務所の枠を超えたイベントが地方で開催されたが、前出の関係者は「池崎が1番人気。特に子供の人気は圧倒的だった」という。これを見たある地方局が即座に出演オファーを出したというが、「年末ならスケジュールは空いていると言われたらしい。でも、そこは勘弁してくださいと。恐らく大みそかのNHK紅白歌合戦のオファーを受けられるように、あえて仕事を入れずに待っているのでしょう」(前同)と話す。

 紅白といえば日本を代表する歌手の祭典だが、近年は改革が進み、企画枠で売れっ子芸人が出演することも珍しくなくなった。昨年は池崎と同じ事務所の平野ノラ(38)らも出演している。今年、大ブレークを果たした池崎にもNHKから出演オファーの声がかかっても不思議ではない。

 さらに、ある芸能関係者は「池崎はもちろんでしょうが、同じナベプロの『ブルゾンちえみ with B』だって今年は外せないでしょう。それに1日のキングオブコント2017で無名&無所属の状態から準優勝した『にゃんこスター』(2日にワタナベエンターテインメント所属を発表)も巻き込んで、ナベプロ軍団として紅白に参戦してもおかしくない」と予想する。

 また、来年9月での引退を発表した安室奈美恵(40)が紅白に出場することになれば、大の安室ファンを公言する同じ事務所のイモトアヤコにも紅白出演の可能性が急浮上する。

 池崎としては国民的番組への単独出演をしたいところだろうが、果たして“超絶怒涛のピン芸人”らしく単独で出演できるのか注目だ。