たけし 2億円馬に「キタノコマンドール」と命名

2017年09月28日 15時24分

北野武監督

 競走用馬のファンドサービス「DMMバヌーシー」は28日、現在出資者を募っているべネンシアドール2015の競走馬名が「キタノコマンドール」に決まったことを公式ホームページで明らかにした。命名者は海外映画祭で多数の受賞歴のある北野武監督(70=ビートたけし)。

 DMMバヌーシーは名前の由来について「命名者の名前とフランスの芸術文化勲章の最高位の名称より」と説明。北野監督は2010年、フランス政府が授与する芸術文化勲章レジオン・ドヌールの最高位にあたる「コマンドール」を受章している。

 キタノコマンドールは父ディープインパクト、母べネンシアドールという超良血。同社が昨年、2億520万円で落札した鹿毛の2歳牡馬。生産と育成はノーザンファームで、22日時点で馬体重は520キロもある。名門・池江泰寿厩舎に所属する。

 DMMバヌーシーは同馬を「常に落ち着きを払い、何事にも動じない性格で、利口そうな顔立ちからは貴公子の風格が漂っています。卓越した心肺能力を誇り、きつい坂路調教後でもすぐ息が整い、涼しい顔を浮かべています。まさに王者の遺伝子を持つ優駿です」と紹介している。

 父ディープは言わずと知れた日本を代表するスーパーホース。04年ダービー馬キングカメハメハを父に持つべネンシアドールは、13年のジャパンカップでジェンティルドンナの2着と健闘した牝馬デニムアンドルビーをディープとの間にもうけている。

 動画配信や通販を中心としたネットサイト「DMM」を運営するDMM.com(馬主登録はDMMドリームクラブ株式会社)は、7月のセレクトセールで現役GⅠ馬キタサンブラックの全弟などを高額で購入して話題を呼んだ。DMMバヌーシーは、馬主のように賞金などの分配を受け取る権利を1万円から購入することができ、馬の成長も見守れる感動共有型の一口馬主サービス。キタノコマンドールが一口4万2000円で、現在約8600の残口がある。

 北野監督はデジタルアート作品展などのDMM.comの関連CMに出演している。そうした関係から命名が実現したとみられる。年内か来年にもデビューするキタノコマンドール。「世界のキタノ」命名馬が、その名前にちなんだフランスの地で凱旋門賞に挑む日が訪れるか。