盟友・松山千春との秘話公開 鈴木宗男氏が国政復帰へ涙の訴え

2017年09月28日 16時30分

松山千春(右)と握手する鈴木宗男氏

 政治団体「新党大地」代表の鈴木宗男元衆院議員(69)が、来月行われる衆院選に比例北海道ブロックから立候補する意向を固めたことが27日に分かった。宗男氏は同日、都内で開催された激励会に出席。同郷で長年にわたって支援を受けてきた人気歌手、松山千春(61)とのマル秘エピソードを披露し、松山からは今話題の「希望の党」に突っ込みが入った。

 宗男氏はこの日、自身と娘の鈴木貴子衆院議員(31)の「叱咤激励する会」で、1983年に北海道で松山と一緒に戦った衆院選当時の秘話を披露した。

「昭和58年、初めて当選したとき、松山さんが私を支えた。選挙(戦)初日、マイナス20度の寒さ。遊説隊には『選挙に負けたときは俺の責任。だが、選挙戦では、1回でも多く鈴木宗男と連呼してくれ』と頼んだ。これを聞いた松山さんは『俺は、喉を潰してもやりますから』と言った。歌手は喉が命だ。足寄町にこんな人がいるのかと感動した」と宗男氏は涙を流した。

 一方の松山は、宗男氏のお膝元・北海道選挙区に候補者を擁立する意向の小池百合子都知事(65)率いる「希望の党」について、「小池さんが作った希望の党は“欲望の党”となり、民進党をのみ込んで“野望の党”になった」と皮肉った。新党では2005年に設立された大地が先輩格。松山が新興勢力・希望の党に対するけん制をしたような格好だ。

 北方領土返還を悲願とする安倍晋三首相(63)とロシアのプーチン大統領(64)との橋渡し役を務める宗男氏。次期衆院選で当選し政界復帰した後の夢は、2020年東京五輪・パラリンピックで北方領土から聖火ランナーの第1走者を走らせることだという。

 宗男氏は「来年3月にプーチン氏が再選され、同9月に安倍首相が自民党総裁に再選されたら、北方領土交渉は動く。北方領土解決は鈴木宗男に任せていただきたい。聖火ランナーの北方領土からのスタートは、平和の祭典にふさわしい」と自信を見せた。

 宗男氏は2010年9月に受託収賄などで実刑判決が確定し、衆院議員を失職。同年12月に収監され、1年間服役した。前回14年の衆院選では、大地が北海道内で当時の民主党と選挙協力した。その後、民主党の共産党に対する姿勢などをめぐり意見が食い違い分裂。今回の衆院選で公民権を回復した宗男氏は、北海道内の小選挙区で自民党と公明党候補を支援していく方針を固めた。