上野のパンダ命名「シャンシャン」に中国ギャルが物言い!「オバサンの名前」

2017年09月26日 16時30分

待望の名前が付いた香香(東京動物園協会提供=ロイター)

 いまどきの名前じゃない!? 東京・上野動物園で6月に生まれたジャイアントパンダのメスの赤ちゃんの名前が「香香(シャンシャン)」に決まったことが25日、発表された。32万件を超える公募の中から勝ち残った名前は北海道までざわめかせたが、その名前にパンダの本場・中国から来た若い女性から「オバサンの名前」と予想外の物言いもついてしまった。

 小池百合子東京都知事(65)は25日、都庁での会見で、注目の名前を「香香」と明らかにした。7~8月の公募で32万2581件が集まり、その中で応募が多かった100点を対象に、国内外の同名のパンダや商標登録状況などを考慮して名前候補選考委員会が決定。小池知事は「香りがするような、かわいい名前です」と絶賛した。

 東京から遠く離れた北の大地でもパンダ効果が炸裂した。北海道・札幌で2001年から営業する中華居酒屋「香香厨房」(株式会社イーストン)のマネジャー・工藤一誠さんは「まさか上野のパンダの名前が同じ香香とは大変光栄です。『コウコウ』と呼ばれることがあったけど、これで正しく呼んでもらえます。フェアを開催して『香香チャーハン』を作ります」と喜びの声を上げた。

 東京都は「香香」を商標登録したが、イーストン社はすでに「香香厨房」を商標登録済み。この機会に上野で便乗商売しても何ら問題ない。

「上野駅には会社経営の焼き鳥屋もあります。中華でも上野に進出したいです」(工藤さん)と足がかりもバッチリだ。

 これまで以上に明るい話題を呼んでくれそうな赤ちゃんパンダの命名だが、本場中国からは「物言い」がついた。

 日本人の感覚では「香」という漢字は年齢問わず全女性に向いているとみられがちだが、中国人留学生の女性(19)は「『香』という漢字は、オバサン向きの漢字なのです。中国では1970年代以前に生まれた女性に多い名前ですヨ」と驚く。

 メスの赤ちゃんパンダにつけるには古くさい字だそうで「名前に『香』と付けられた最近の若い女の子を探すのは難しいですヨ」(前出の留学生)。

 会見に出席した上野動物園・教育普及課の金子美香子課長は「中国とも協議して、中国側でも呼びやすい名前だと言ってくれた」とお墨付きを得ている点を強調する。

 しかし、前出の留学生は「上野動物園には陵陵(リンリン・1992年来園、2008年に死ぬ)というパンダもいたそうですネ。これは意味不明です。陵の意味は『墓』ですよね。中国人が首をかしげる名前です。香香はそれよりはマシです」。

 中国在住の台湾人男性は「『香(シャン)』と同じ発音の漢字が『翔』です。ネットスラングでは『翔』には『ウ○コ』の意味があります。パンダの名前が『翔翔』にならなくてよかった」と笑う。

 こうなってみると、なんだかんだで「香香」でよかったのかもしれない。母親のシンシンと揃っての公開は12月になる見込み。生後2年以降のパンダは中国に返還することになる。それまで目一杯かわいがろう。