お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦(34)が20日、TBS系「ビビット」に出演し、暴言・暴行騒動の豊田真由子衆院議員(42=埼玉4区)が18日に行った謝罪会見にダメ出しした。

 会見を受けて、番組では元秘書、元後援会の役員ら3人による座談会を実施。豊田氏は会見で「このハゲ~!」「死ねば」などの暴言は一時的なものだったと説明したが、元秘書は「『死ね!』はなかったけど、『バカじゃないの?』という発言は年中あった」と暴言が日常的だったと主張した。また、別の元秘書は音声を聞いて「おとなしいと感じた」と話し、公開された暴言を10とすると「11~12とかありました」と発言。そして食事の時にグラスを叩き割った激高エピソードも明かした。

 MCの国分太一(43)は雑誌と報道番組での単独インタビューを経て、謝罪会見を行ったことに「後援会長が『まず支持者への説明が先だったんじゃないか』と言ってましたが、まさにその通りだと思いました」と持論を述べた。中田が「自分のポジションをいかに守るかという順番。そこを感じ取られてしまったのは大きなダメージですね」とコメントした。

 さらに中田は、豊田氏が厚労省時代を例に挙げ、秘書が仕事ができないことが暴行・暴言につながったかのような釈明をしたことに「人間性とかパワハラが問題視されているのに、この期に及んで能力の話をしているのは大きなズレ」と指摘した。