香取慎吾「独立の原点」は地元で伝説化された“いちずな思い”

2017年09月21日 11時00分

 ジャニーズ事務所を退所し「芸能活動を支障なく続けられるのか?」と心配されている元SMAP香取慎吾(40)に対し、地元から熱烈な応援が送られている。事務所から独立した9日に生放送されたテレビ朝日系「SmaSTATION!!」で、入り待ちしていたファンの前で「今夜も頑張ります!」と笑顔であいさつし“神対応”だと話題。SMAP解散では解散・独立を頑として主張し、大人げないとも批判されたが、地元では伝説化されているエピソードがあった。

 昨年初めから国民的な話題となっていたSMAP解散騒動の結果、香取、草なぎ剛(43)、稲垣吾郎(43)がジャニーズ事務所を8日に退社した。

 翌日9日。スマステ生放送前にファンに笑顔であいさつ。さらに、16日の同番組の生放送前にも笑顔で10秒ほど手を振るサービスを見せ、入り待ちしていた約100人のファンから大きな歓声が上がったという。

「香取の優しさとサービス精神はファンの間でも有名です。一昨年、冬場に期間限定オープンしたグッズショップ『SMAP SHOP』の店頭にゲリラ的に現れた際、ファンに手渡しでホッカイロを配るなどして“神対応”と言われた。ジャニーズを離れ、フリーになっても、決してファン離れは起きないでしょうね」(テレビ局関係者)

 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(52)、田中裕二(52)の2人もスマステ生放送前の姿を目撃。12日深夜に放送された「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ系)で、太田は「慎吾ちゃんのファンがね、もうみんな『慎吾ちゃん頑張れ!』って。あれはうれしかったろうね」と明かした。

 香取には、生まれ育った神奈川県内の地元ではこんなエピソードも。SMAPは香取が小学生のころに結成され、デビューは中学3年生だった。

「香取さんは中学校ではすでに有名人で、他校からファンが見に来る存在でした。学校ではヤンチャなグループを結成していましたが、ある日、バック転を失敗したようで手を骨折。両手を使えなかった香取さんは、バッグを口にくわえながら登校し、驚かせたことがあった」(地元関係者)

 しかし、ヤンチャで周囲を困惑させることはあったが、親分肌な一面も持っていたという。

「当時、中学校には障害を抱えた同級生の女の子がいたんですが、香取さんはイジメられないようにと、校門で待っていて一緒に帰っていた。いわゆるワル友達にも『○○ちゃんはかばってくれ』とお願い。おかげで、女の子は学校でイジメられることはなかった。有名人であっても、優しい心を持っていた」(前同)

 香取といえば、1995年、18歳の時に大ヒットドラマ「未成年」(TBS系)に出演。俳優として評価を高めたのが、幼いころに頭に深い傷を負い、知的障害を持つ室岡仁(デク)役だった。

「香取さんは95年12月号の雑誌『明星』のドラマ特集で、中学生の時に『デクのような女の子がいた』と振り返った。当時の交流についても『優しい、ほんわかした気持ちになった』と話し、その女の子を思い出しながらデクを演じたことも明かしていた」(前同)

 一連のSMAP解散・独立騒動では、育ての親I女史を母親のように信頼している香取が、頑として解散を主張。一部では大人げない、子供っぽいともとられた。だが、結果的には信念を貫いて解散・独立を選んだ姿勢が評価されてもいる。

 前出の交流エピソードには続きがある。中学卒業を控え、香取の優しさに好意を抱いたその女の子は「付き合って」と告白したことがあったという。

「香取さんは断るわけでもなく『考えておく』とだけ言った。ただ、卒業式で『一緒に写真を撮ろう』と約束したそうです。卒業式当日、香取さんはその子とお母さんを呼び出し、約束通り一緒に写真を撮った。学校で色紙を書くことを禁止されていたようですが、思い出にと色紙を渡してくれたといいます」(前同)

 SMAPが国民的なアイドルグループに成長しても、地元に姿を見せていたという香取。こうしたエピソードに見られるいちずな思いは、SMAPでも信念を貫いた香取の“原点”とも言える。当時を知る人たちは、たとえ看板が外れても変わらぬ優しいスターを応援しているのだ。