小池新党 まさかの「楽しんご擁立案」あった

2017年09月21日 11時00分

楽しんご

 衆院の解散総選挙が来月10日公示、同22日投開票で行われることが決定的となり、与野党は選挙モードに切り替わった。そんな中、台風の目になりそうなのが、小池百合子都知事(65)の側近で「日本ファーストの会」を設立した若狭勝衆院議員(60)が結成を進める新党だ。若狭氏は「東京の25小選挙区すべてに候補者を擁立する」と強気だが…。先月上旬にはお笑い芸人の楽しんご(38)にもオファーを出したという怪情報も流れるなど、人材不足は明らか。ボンクラ候補量産の可能性もある――。

「いまの政治にラブ注入!」

 そんなことを言おうものなら、有権者は「ふざけるな!」と怒り、あきれるだろう。だが、こんな話がシャレにならないほど、各党は候補者選びに四苦八苦している。

 野党第1党・民進党がお家騒動で崩壊寸前なのを横目に、台風の目になりそうなのが事実上の小池新党と言える“若狭新党”だ。小池氏最側近の若狭氏が音頭を取り、そこへ民進党を離党した細野豪志氏(46)や長島昭久氏(55)らが加わり、月内にも結党される。

 細野氏と若狭氏は19日、候補者を東京の衆院25小選挙区全てに擁立する方向で調整に入った。だが、候補者を発掘する若狭氏の政治塾「輝照(きしょう)塾」は、今月16日に開講したばかり。約200人の応募があり、その中から候補者を選定するというが、10月10日とみられる公示まで時間がなさすぎる。「応募者の素性や経歴、身辺調査をするにはどうしても時間が足りない。そのまま見切り発車すれば、後でスキャンダルが発覚し、シッペ返しを食らうのは、過去の歴史が証明している」とは政界関係者。

 事実、7月の都議選では小池氏率いる地域政党「都民ファーストの会」が圧勝したが、同時に初めて政治を体験する“童貞(処女)議員”も大量輩出することになった。

 肝心の小池氏と若狭氏の間にすきま風が吹いているとの情報もある。事情を知る関係者の話。

「若狭氏が一人で突っ走っている感じ。小池氏は今のところ大目に見ているが、将来的な“若狭切り”を進言する者も現れている」

 その若狭氏周辺から出回ったのが「ラブ注入!」でおなじみ、楽しんごへの出馬要請だった。

「7月下旬から8月上旬にかけて、楽しんごが若狭氏の新党から出馬するという情報が広まったんです。聞けば、そのころ若狭氏は調子に乗って、全国を『○○ファースト』で染めようと考え、方々に『その時は声をかけます』と吹聴していたようだ。楽しんごはいまや芸人ではなく、実業家。政治家や財界人のパーティーにもこまめに顔を出している。どういう縁かは不明だが、若狭サイドから彼の名前が出たのは間違いない。複数の週刊誌が取材に動いていた」(テレビ関係者)

 結局、楽しんご出馬説は立ち消えになったが、裏を返せば“若狭新党”はそれほど深刻な人材不足に陥っている証左でもある。

 前出の政界関係者は「やはり小池氏が前面に出て陣頭指揮を執るしかないのでは? 若狭氏は人相が悪いため、女性ウケが良くない」と語る。

 17日に行われた大阪・摂津市の市議会議員選挙では定数19に27人が立候補。若狭氏が応援したと言われる「市民ファーストの会」の候補者4人は全員落選している。

 若狭氏は来る選挙で東京の25小選挙区にとどまらず、東京以外でも擁立を目指すというが、ボンクラ候補だらけになってしまうかも…。