豊田氏 政界復帰に向けた「ヘア&まゆ毛チェンジ作戦」「お涙ちょうだい作戦」不発

2017年09月19日 16時30分

会見で涙を見せる豊田議員

 やはり完全に裏目! 元政策秘書の男性に対する暴行・暴言問題で自民党を離党した後、雲隠れしていた豊田真由子衆院議員(42=埼玉4区)が18日、騒動発覚から3か月が経過し、ようやく謝罪会見を開いたが、地元の有権者から同情の声はほとんど聞かれなかった。どうやら政界復帰に向けた“ヘア&まゆ毛チェンジ作戦”も“お涙ちょうだい作戦”も不発。それどころか裏目に出てしまったようだ。

 本紙既報通り、豊田氏は自民党を離党した後、埼玉県某市の最先端医療が受けられる医療施設で政界復帰に向けたシナリオを描いていた。議員活動を再開するにあたり、まず月刊誌「文芸春秋」で心境を吐露し、17日放送のフジテレビの報道番組「Mr.サンデー」にVTR出演。時折涙を流し「どうかしていたとしか思えない」と話した。

 この日、豊田氏は支援者50人に謝罪した後に会見。黒いスーツ姿、茶髪も黒髪に戻し短く切り、つり上がったまゆ毛は真横に整えた。だが…。
 ある自民党の関係者は「もともと党内での豊田は“したたかな政治家”“自己中心的”と評判だった。復帰会見は涙を流したりして、人の同情を買う“悲劇のヒロイン”を演じた印象だ」と辛辣だ。

 会見冒頭こそ涙だったが、進行するにつれて笑顔が増えていく。

 豊田氏は「まゆ毛はおかしかったので角度を変えた。髪も切った。まだ入院している。(男性秘書への暴行疑惑があった時は)心身ともに疲れ、体調を崩し、薬を飲み続けていた。国民のみなさまに不快な思いをさせた」と説明したものの、かつての支持者からは「説明責任を果たせていない。なぜ議員辞職しないのか」と怒り心頭の様子だった。

「暴行の認識はあったのか?」という質問に「暴行というところですが、具体的には『何がどうあったか』と先方が言っていることは存じ上げているが、ちょっと違う。捜査中の案件で、(元秘書が)顔が腫れるほど殴られたという報道は知っている。だが、顔が腫れ上がっていないことは客観的に証明されている。非力な女ですし、格闘技をやっているわけではございません」。

 女で非力だから殴ってもそんなケガにはならないハズという主張だが、これでは暴力を振るったことの反省には聞こえない。言い訳にもなっていない。

 暴言と暴力の音声がメディアで流されたときに「人の心が分からないのでは?」といった声があちこちから上がっていたが、やはりヘアスタイルを変えたり、涙を流してみせるだけでは何も変わらず。約1時間半にわたる会見中、時折涙を拭うしぐさをしたり、「耳鳴りがする」とうずくまったりしたが、笑顔が目立った。笑顔が多かったことに、豊田氏は「泣いてはいけないというカンペをもらっている」と話した。しかし、泣いてはいないことと笑顔は別の話。むしろ反発を買っただけ。会見内容も謝罪よりも言い訳だらけ。

 永田町関係者は「雑誌→テレビ→後援会という周到な手順を経て会見。また、暴言キャラを和らげるために笑顔を多用したのだろうか。記者からの質問にキレないようにアンガーマネジメントとして笑顔をキープしたのだろうか。しかし、練りに練った豊田氏の作戦は完全に裏目に出たとしか言いようがない」と指摘する。

 この3連休、安倍晋三首相(62)は衆院解散・総選挙を来月22日投開票を軸に選挙準備を本格化させたと報じられた。

「次の衆院選に出馬するのか?」と聞かれると、豊田氏は「出させていただく方向で頑張りたい!」と、出馬に意欲を示した。政治家によく使われる“厚顔無恥”という言葉は、豊田氏にピッタリ当てはまる。