【本紙客員編集長・ビートたけしの世相斬り】大相撲秋場所は3横綱2大関に人気力士の宇良まで休場かよ。つまんないよね。横綱で唯一出場してる日馬富士も序盤で3敗。勝ち越しできるかギリギリの関脇くらいにしか見えないよ。先場所は負け越した大関の豪栄道が勝ち越して、儲けたってだけじゃん。やっぱり稀勢の里、白鵬あたりを破って優勝する力士が出てほしいって。

 ヤラセでもいいから、どうにかして宇良とかをじゃんじゃん勝たせて、日本人横綱を2人にして、相撲人気を支えないと今後の相撲界が心配だ。こんなにケガ人ばっかりなら完全にヤラセにして、バックドロップとか見たことのない土俵際の攻防を宇良にやらせて盛り上げるとかしないと。

 あと1年に6場所って多すぎるよ。江戸時代、力士は「1年を20日で暮らすいい男」って言われてたのにね。春場所と秋場所をそれぞれ10日間だけやれば、暮らしていけたっていう。今は6場所で、間に巡業もある。そう考えると、春と夏の2場所だけだった中で双葉山の69連勝はいかにすごいか。今に換算すれば、いったい何連勝に値するんだろ。

 逆にこんなに休場が多くてつまんない相撲界を立て直して、ファンがついてくれば本物だけど、どうだろうな~。相撲好きな女を“スージョ(スー女)”って言うんだっけ?「あそこの肉付きがいい」とかバカなこと言ってるようなマヌケな女が、少しはいなくなればいいんだよ。

 最近は何かはやると女が出てくる。歴史がはやると“レキジョ(歴女)”、広島カープが強いと“カープ女子”。ああいう「にわか」がいなくなった後も人気が続けば本物だけどね。