たけし ベネチア国際映画祭に行ったけどドイツの空港で首相クラスの待遇受けたぜ

2017年09月20日 10時58分

【本紙客員編集長・ビートたけしの世相斬り】10月7日公開の「アウトレイジ 最終章」が先日の「ベネチア国際映画祭」のクロージング作品として上映された。ベネチアまで行ったけど、客なんか全然いないのかと思ったら、オープニングとクロージングで上映されるのは名誉なんだって。有名監督の作品しか上映されない。観客もたくさんいて良かったよ。

 ヨーロッパは暴力っていうだけで毛嫌いするヤツも多いけど、評論家の評価も悪くなかった。やっぱり結末が衝撃的だったみたいでさ。すべて解決させたって感じで。いろんな殺し方をしても、一番悲惨な死に方をするとすべて浄化されるみたいなところあるよね。

 ベネチアでは、映画が終わって客席の電気がついてエンドロールが終わっても、客がしばらく座ったまま。「あれ、感動してないのかな?」と思ったら、しばらくして拍手が巻き起こった。

 よく海外の映画祭で「スタンディングオベーションが○分あった」とか報じられるけど、あれは映画が終わってエンドロールが流れている間に、客がみんな立ち上がって帰りながら拍手してるのを「スタンディングオベーションが○分」って言ってるんだ。

 今までは、ベネチアで金獅子賞を取った「HANA―BI」と、カンヌの「菊次郎の夏」は確かに拍手が長かったはずだよ。まあ今回はコンペティション部門に入ってなかったからラクだったね。

 あとテロが怖いから、イタリア行くのにいつもはイギリスとかフランス経由で行くけど、今回はドイツ経由。行きはミュンヘン、帰りはハンブルクでトランジットした。

 空港サービスの配慮で他の客と別にしてくれて、ミュンヘンでは飛行機の下に用意してある車に直接乗って、乗り換える飛行機まで乗せてくれた。パスポートは持っていってね。帰りは別室を取ってくれた。多分各国の首相クラスと同じような感じで、すぐ乗せてくれる。

 ベネチア映画祭の時期に放送されたけど、オレが総合司会を務めたフジテレビの「27時間テレビ」は、歴史をやって好評だった。「くだらないヤツよりいいよ」って。でもこの何か月間、疲れたけどね。「27時間テレビ」の収録に「ほぼ単独ライブ」の第4弾、「アウトレイジ 最終章」でベネチア行って、書き下ろしの小説「アナログ」を書いてたもん。