仮面女子・楠木まゆ(24)が16日、都内で行われた主演映画「ヴィヴィアン武装ジェット」(島田角栄監督)の初日舞台あいさつにダブル主演のお笑い芸人・鳥居みゆき(36)と俳優・塩谷瞬(35)らとともに登壇した。

 楠木は仮面女子メンバーが出演する短編映画や舞台あいさつは何度か経験しているが、外部作品への出演は初めて。鳥居、塩谷らキャラの濃い出演者に交じっての晴れ舞台とあって、緊張の面持ちでステージに上った。

 この日も客席には楠木ファンがズラリ。それを見た島田監督が「また来とるやん! 後方彼氏ヅラ」とイジると、楠木は「毎日、ライブに来て応援してくれる人たちです」と説明した。そして「仮面女子といっても普通ですよ」と強調したが、鳥居は「まゆちゃん、“普通です”って言うけど、顔にゴミがついてるよ。どこが普通なの?」とツッコミが…。楠木は「さっき柿の種を食べたんです」と笑いながらサラリと答えた。

 舞台あいさつを終えた楠木は緊張を和らげてくれた鳥居に感謝。「監督は演技経験の少ない私にたくさん指導してくれました。鳥居さんは現場でも明るく接してくれました」と明かした。

 初めての外部作品だったが、鳥居&塩谷“軍団”の一員としての出演に「登場回数は少ないですが、おいしいシーンが多かった」と振り返り「ぶち切れたり、鳥居さんに包丁を向けるシーンもあります。笑いどころもあるし、感動するシーンもあって、約1時間半があっという間の作品。ラストは本当にすごいです」とアピールした。

 女優業にも意欲を見せる楠木に、島田監督は舞台あいさつで次回作での起用を示唆している。楠木は「(仮面女子映画では)主役の友達という役ばかりなので、早く主役を演じたい」と語り「この作品では、新しい私を見せられると思います。もっと多くの作品に出演したい」と力を込めた。