タレントの毒蝮三太夫(81)が敬老の日の18日、東京・巣鴨の「眞性寺」で「ごぼう体操」に挑戦。寺に集まった約70人の老人らを前に、いつも通り「ババア!」「くたばりぞこない!」を連呼した。

 どれだけ悪口を言っても喜ばれる芸風は、この日も絶好調だ。「敬老の日だからって、自分を敬えなんて思うなよ」「今の日本は90歳以上の方が200万人。この中に、90歳超えた人いる? お、いたいた。ババア、後で棺桶の寸法測っておけよ」。そんなことを言われても、お年寄りには大うけだ。

 毒蝮と老人らは「ごぼう先生」こと簗瀬寛氏(32)が考案した「イスに座りながらできる」体操を体験した。認知症予防にもなりそうな指の体操や表情の体操に悪戦苦闘しながら取り組んだ。

 老人相手の商売という点で、毒蝮とごぼう先生は“同業者”。「ごぼうかキュウリか知らないけどよ」などと悪態をつきながらも「今日も気を使って笑ってる人もいたよ。自分を磨いてチャーミングにすれば、お年寄りはついてくるよ」と先輩として、しっかりアドバイスを送った。