女優の鈴木砂羽(44)が出演・初演出を手がける舞台を女優・鳳恵弥(36)と牧野美千子(52)が降板した問題で、2人が所属する事務所の関口忠相氏が14日、フジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」に生出演。鈴木が否定した土下座について「あった」と主張した。

 番組では鈴木が主演、初演出を務める舞台「結婚の条件」に出演予定だった鳳と牧野が、13日の初日直前に降板した騒動を特集。2人とその所属事務所はブログなどで、稽古中に「土下座」を強要され「物のように扱われた」ことを降板理由に挙げた。これに鈴木は反論。代役を立てて行った13日の初日公演後に取材に応じ「(土下座強要などの)そういう事実はございませんし、人道的に彼女たちの人格や尊厳を痛めつけるような罵声を浴びせたこともございません」と否定した。

 土下座の有無について、関口氏は自身は現場にいなかったが、現場にいた事務所の人間や鈴木のマネジャー、出演者からの意見をまとめて判断したと前置きし「私としては(土下座は)あったと。先生(プロデューサーの江頭美智留氏)に『ウチの2人が土下座をしたと聞いてます。そういう状況になったのでしょうか』と確認したら、先生は『はい、申し訳ございません』と…」と主張した。

 さらに「砂羽さんのマネジャーからは『土下座はありません。私の目からは土下座に見えていません』とおっしゃっていました。ただ、こういうことがあったことについては『本当に申し訳ない。私もやりすぎだと思ったから止めに入りました』とお電話で話した」と鈴木のマネジャーとのやりとりを明かした。

 また直前の降板の是非が話題となっているが、関口氏は「抗しがたい理由があって。ウチからは降板していないです」と強調し、「最終的に江頭先生が『代役で公演をしなければならなくなった。大変失礼なことになってしまった』と言われたので、(降板を)受け入れますよと」と説明した。