鈴木砂羽“土下座強要”騒動拡大 法廷闘争へ

2017年09月15日 11時00分

涙ながらに取材に応じた鈴木砂羽

 女優・鈴木砂羽(44)が主演、初演出を手掛ける舞台「劇団クロックガールズ第15回公演 結婚の条件」(18日まで、東京・新宿シアターモリエール)が13日に初日を迎えた。鈴木が2人の女優に土下座を強要し、降板に至らしめたと告発されたばかりだが、鈴木は土下座強要を否定。一方、劇団側は法的措置を取る可能性を示唆するなど、騒動は“法廷バトル”に発展しそうな雲行きだ。

 鈴木と衝突した鳳恵弥(36)と牧野美千子(52)が、稽古中に“土下座”を強要され、物のように扱われたとブログ等で訴え、2日前に舞台を降板。急きょ代役を立てて初日に臨んだ。
 
 報道陣に対し、鈴木は「初日を迎えられて本当にうれしかった。皆さんのおかげです」と、まずは感謝の弁。土下座強要については「そういう事実はございませんし、人道的に彼女たちの人格や尊厳を痛めつけるような罵声を浴びせたこともございません。自分なりにコミュニケーションを取っていたつもりなのですが…」と涙ながらに否定した。
 
 2人は「自分たちを外すため、鈴木が事前に代役を用意していたのでは?」と勘繰っているが、鈴木はこれも否定。突然、降板という申し出に戸惑い、急きょ全力を挙げて知人の役者に声を掛けまくり急場をしのいだ、と説明した。
 
 そして「今は初日が終わってとても気分が高揚しています。舞台をつくるといろんな人がいて、いろんな感情があり、踏んだり蹴ったりもあります。2人には演出家として学ばせていただきました」とコメント。「代役の方、来てくださったお客さまに心から感謝しています」と安堵の表情を見せた。
 
 また劇団を主宰し、舞台のプロデューサーでもある脚本家・江頭美智留氏のマネジャー・木村元子氏も終演後に取材に応じた。
 
 出演者の降板、再登板、中止、代役などとキャスティングが二転三転したこと、キャストのスケジュールの把握が不十分だったことについて「江頭本人の力のなさとして反省している。誠意を示すために(降板した2人に)ギャラを満額払う意思がある」と非を認めた。
 
 そのうえで2人に対し「鈴木さんが江頭に何度もセリフを直させたというが、セリフが変わるのは演劇では当たり前のこと」。さらに2人の事務所サイドから「代役を立てるなら公演を中止にするか、鈴木さんのパワハラを公式に発表するか決めてほしい。幕は開きませんよ。週刊誌からも取材が来ている」と詰め寄られていたことを暴露した。

「こんな舞台裏の恥ずかしいことを話すのはお客さまに申し訳ない。誰にも得にならないと先方に申し上げたが『私はそう思わない』と言われた。江頭は『一度お仕事をご一緒した方に法的措置まではしたくない』と言っているが、今後も砂羽さんにまで迷惑がかかるなら、法的措置を取る可能性はゼロじゃない」と、2人から鈴木への“口撃”が続けば対抗手段を取ることをにおわせた。

 これに対し鳳、牧野が所属する事務所の最高執行責任者である関口忠相氏は「いくら有名人であっても、小さな舞台なんてこんなものでしょと小バカにするような態度を取ることは許されない。バイトをしながら食いつなぎ、真剣に芝居に打ち込む役者やスタッフも多数いる。彼らに示しがつかない」と反論した。
 
 ただ「ウチは鈴木さんとモメるつもりはないし、騒動を長引かせるつもりもない。テレビや映画を上に見て、小さな舞台をバカにする態度自体は許されないが、謝罪は求めていない」とした。
 
 騒動は“法廷バトル”に持ち込まれることになるのか? 今後の展開が注目されそうだ。