俳優・オダギリジョー(41)が13日、東京・新宿区のTOHOシネマズ新宿で、主演映画「エルネスト」(10月6日公開、阪本順治監督)の舞台あいさつを行った。

 映画はキューバ革命の英雄チェ・ゲバラからファーストネーム「エルネスト」を授けられた、“もう一人のゲバラ”日系2世「フレディ前村ウルタード」の物語。オダギリは役作りのため12キロ減量し、スペイン語も習得した。

「お話を頂いた時から、やりたい気持ちがマックスだった。(理由は)想像もできないような困難が待ち構えていると、高いハードルを必ず乗り越えたいと思っていたからです」と話すと、続けて「僕にとっては、今の日本映画界でこういう映画を作ること自体が“革命”だと思っています。とにかく戦い抜きました」と熱っぽく語った。

 阪本監督も「とにかくオダギリ君がすごい。スペイン語も完璧だった。映画を見てください。飲み仲間ですが、普段は本人に直接こういうことは言いません。こういう場だから言います」と公の場でオダギリの芝居を大絶賛した。