東大卒業アイドルとして活動する仮面女子の桜雪(24=アリス十番)が10日、東京・秋葉原の仮面女子カフェで行われた「アリス十番生誕祭」で初めての客席ダイブを敢行した。

 8月17日に結成6周年を迎えたことで「アリス十番」生誕祭ライブを実施。元メンバーの月村麗華マネジャー(31)も“復活参戦”を果たした。

 桜は「シンデレラ」の曲中に月村、川村虹花(21)の3人で客席に向かって走り出し、トリプルダイブ「人間花火」を成功させた。2014年4月5日にスチームガールズから昇格して3年5か月――。桜は「劇場にマットを敷いて、こっそり練習していました」と念願の初ダイブの喜びを語った。

 リーダー・桜のどか(27)は「アイドルフェスに出場するために寄せ集めたメンバーがスタートで、結成当初はTシャツにペチパンで衣装もなかった。今となっては恥ずかしい」と“黒歴史”を振り返った。センター・立花あんな(25)は「仮面女子としての活動が主になっていますけど、仮面をかぶり始めた原点はアリス十番。私たちは先陣を切らせていただいているので、後輩のお手本にならなくてはいけない」と最上位ユニットとしての決意を表明。「同じユニットが6年も存在できるのはすごいこと。昔から応援してくれる人、劇場ができて私たちを知ってくれた方の応援のおかげで存在できています」と感謝した。

 メンバーの入れ替わりで、進化を続けるモーニング娘。のようなユニットになるのが目標だ。

「50、100歳まで続けたいけど…今のメンバーが全員卒業しても、新しいメンバーによって、アリス十番は最強の地下アイドルの称号を守り続けます。だから皆さんも、年を取ってもデストロイヤー(ファンの呼称)でいてください」と応援を呼びかけた。