【ベネチア国際映画祭】北野監督「今度は優しい映画撮る」

2017年09月11日 11時31分

 イタリアで開かれた「第74回ベネチア国際映画祭」最終日の9日(日本時間10日)、クロージング作品として本紙客員編集長の北野武監督(70=ビートたけし)の「アウトレイジ 最終章」(10月7日全国公開)が上映された。

 北野監督は同映画祭で、1997年に「HANA―BI」で最高賞の金獅子賞、2003年には「座頭市」で監督賞を受賞した。「ダメな監督といわれて、体を壊したこともあり、日本のエンターテインメントではもう終わった人というような記事を書かれたり、一番自分のキャリアの中で落ち込んでいた時代があった。でも、ベネチア国際映画祭で立派な賞をいただいたことで、一気にエンターテイナーとしての地位に戻ることができた。ベネチアは絶対に欠かせない自分の芸能生活の一つのエポック、事件で、いつも感謝しています」と同映画祭への思いを語った。それだけに、クロージング上映を飾ったことに「この映画祭はちょっと違った意味がある」と満足そうな表情を見せた。

「アウトレイジ 最終章」は自らが主演してきた暴力団の抗争を描くシリーズの3作目。観客から喝采を浴びたが「バイオレンスは潮時」として、記者会見で「今度は優しい映画を撮ろうと準備に入っている」と語り、今月22日に発売される自著の恋愛小説「アナログ」の映画化を手掛けていることを明らかにした。