音楽プロデューサーのつんく♂(48)が10日、都内で行われた「LIVES TOKYO 2017 はたらく・たべる・わらう」に出席した。

 このイベントは、障害者のための働き方改革プロジェクト「LIVESプロジェクト」が開催したもの。2014年に喉頭がんを患い、声帯を摘出したつんく♂はチャットアプリを使って、司会を務めた障害者の男性とやりとりした。

 この日は自ら作詞・作曲した、同プロジェクトのテーマ曲「Happy now」も披露。同曲での大みそか「NHK紅白歌合戦」出場を勧められると「はい、紅白目指して頑張りましょう!」「でも、まじで、それがかなうと日本も明るいね!」などと笑顔で返した。

 つんく♂の指名で「Happy now」の歌い手に選ばれたのは、大ブレーク中のBeverly(23)だ。「とってもうれしいです。つんくさんと一緒にお仕事ができて、そして本当に素晴らしい『LIVES TOKYO』に参加できて光栄です。この曲を聞いて幸せになってくれたらうれしいです」と、つんく♂のギターの伴奏でしっとりと歌い上げた。

 歌唱の最後には会場中の人による合唱となり、出席していた安倍昭恵首相夫人も壇上に上がった。感激した様子で「この会場のような社会が広がったらいいなあと、今回本当に思いました」と涙ぐんだ。