いまやテレビ界で“プリンス・オブ・視聴率”と称賛されているのが新進気鋭の俳優、竹内涼真(24)だ。出演するドラマは必ずヒットすると言われ始めているために、各テレビ局のドラマ担当者からモテモテで引っ張りダコ。竹内のスケジュールも、アッという間にパンパンになっているというのだ。

 竹内が大ブレークしたきっかけとなったのは、放送中のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」だ。スタート当初は視聴率が週間平均でほぼ19%台を推移し伸び悩みの感もあったが、6月初旬になって竹内が登場すると、間もなく20%の大台を連発するようになったのだ。

「いま『ひよっこ』に竹内は出演していないが、先月末に久しぶりに再登場すると、その日の視聴率は23%台に上がったんです。NHKとしては最終回(30日)までにもう一度、何とか出演させようと交渉したという話もあったくらいです」(事情通)

 この竹内効果に救われたのが、実は日本テレビだという。スタート前には、各メディアから大コケ必至とまで言われていたドラマ「過保護のカホコ」が、いざ始まってみれば初回から8月30日の第8話まで2桁視聴率をキープ。竹内はヒロインの高畑充希(25)の相手役として出演している。

「高畑は彼に足を向けて寝られないはずです。ここだけの話ですが、ドラマの視聴者の8割以上が女性で、大半が竹内目当てで見ていることが分かったんです。ストーリーは二の次で。竹内を主演にしていれば、15%超えも実現していたかもしれないと、悔しがっている局員は多い」(日テレ関係者)

 これだけ数字を上げてしまえば、各局が目の色を変えて獲得に乗り出すのも当然で、早くも来年のスケジュールが埋まりつつあるという。

「若手俳優の中でも、いまやナンバーワン人気といってもいいのですが、その人気に加えて、いまなら“お買い得”なんです。まだ高額ギャラというわけでもないのに、数字を持っている。コスパに優れている俳優さんなんです」(制作関係者)

 10月クールからはTBS系ドラマ「陸王」への出演が発表されている。

「『半沢直樹』で大ブームを作った池井戸潤の原作です。TBSと池井戸のタッグですからね。このクールで一番期待値の高いドラマといってもいい。そこに“視聴率王子”の登場となれば、怖いものなし。高視聴率は約束されたようなものでしょうね」(前出の制作関係者)

 新たな“視聴率男”の誕生となるか。

(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)