歌手の浜崎あゆみ(38)が6日、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで自身初のホールツアーをスタートさせ、5000人を前に、ヒット曲「Boys&Girls」など全19曲を熱唱した。

 来年デビュー20周年を迎える浜崎はツアータイトル「Just the beginning―20―」の通り、全国のアリーナやホールで60公演を行うロングツアー中。「第1章」として5月から7月まで神奈川・横浜アリーナを皮切りに、1万人以上を収容するアリーナツアー(計9公演)を開催し、今回は「第2章」と題し「もっとファンと近い位置でパフォーマンスしたい」という思いから、初のホールツアーをスタートさせた。

 浜崎は途中でファンをステージにエスコートし、一緒に歌唱。ファンとハグしたり、顔を寄せ合うなど、ホールならではのサービス精神を見せた。「アリーナツアーともファンクラブツアーとも違うし、この感じは新しいですよね。(観客と)めっちゃ近いですね、声も聞こえる」と笑顔を見せた。

 今ツアーは11月28日(山口・周南市文化会館)まで計24公演が発表されていたが、新たに「第3章」として12月2日の和歌山(和歌山県民文化会館大ホール)から、来年2月20日の沖縄(沖縄コンベンションセンター劇場)まで計27公演が追加発表された。アンコールでは、バラード調の新曲(タイトル・発売日未定)も初披露した。

「デビュー直後からブレークした浜崎は、ファンクラブ限定ライブなどを除くと、アリーナ規模で常にライブしてきた。ホール規模はファンも近くに感じることができるので歓迎している。今も浜崎の歌はカラオケで歌われているし、浜崎の曲で青春時代を過ごした世代は多い。沖縄など1府19県で初めてライブを開催。都心まで足を運ばなかったライト層が来場するツアーになると思いますよ」(音楽関係者)

 今まで手の届かない存在だった歌姫の試みが歓迎されているようだ。