オーストラリア南部に広がるナラボー平原。草や低木が生えているばかりの広大な平原地帯だが、このような何もない地域でもUFOと遭遇する事件が起きている。

 1988年1月20日。当時21歳のショーン・ノウルズが運転する車は、兄のパトリック、弟のウェイン、そして母のフェイエを乗せ、ナラボー平原を横断するエア幹線道路を走っていた。

 どこまでも直線が続く一本道を走っていると、前方に光が見えた。車が停車しているのかと思ったが、ショーンの目にはその光はどこか奇妙なものに思えた。

 ショーンは兄のパトリックに「あれはUFOじゃないか?」と冗談まじりに言ってみた。だが、パトリックに鼻で笑われてしまう。 

 この兄の行動にカチンと来たショーンは、車のスピードを上げ光に近づいていった。

 ショーンの予感は正しかった。

 光源から20メートル付近のところまで近寄ってみると、そこにはちょうど卵が乗った巨大なエッグスタンドのような形をした、見たこともないような不思議な物体が存在していた。

 高さが3メートル、幅は約1メートルあり、それはわずかに地上から浮遊していた。光っていたのは卵型部分の中心部で、それは黄色の光を発していた。

 一家があっけにとられながら見ていると、それが動きはじめた。ショーンはあわてて車を道路の反対側へと移動させようとするが、対向車線を走ってきたキャンピングカーと衝突してしまう。

 物体はキャンピングカーの方へと近づき始めたので、ショーンは車を走らせ逃げた。

【関連動画】1988 Knowles Family UFO Encounter – Australian Nullarbor Plain
https://youtu.be/ocrCzSIfj90

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS