松井大阪府知事“文化軽視”に反論「全然違うでしょ」

2017年09月05日 18時26分

左から片岡愛之助、松井一郎大阪府知事、中村鴈治郎

 大阪府の松井一郎知事(53)と歌舞伎役者の中村鴈治郎(58)、片岡愛之助(45)が5日、大阪市内で行われた「大阪文化芸術FES2017」の記者発表会に登場した。

 大阪府が主催し、上方伝統芸能、上方演芸、音楽コンサートなど多彩な文化プログラムを、府内各所で10月に集中的に開催する。松井氏が代表を務める日本維新の会は、前代表の橋下徹氏(48)が大阪市長在職時、伝統芸能である「文楽」への補助金見直しを推し進めたことなどから「文化に対して厳しい」とも言われている。

 しかし松井氏は「我々が『文化に対して心が狭い』とか言われるけど、全然違うでしょ? 我々は補助金のあり方を見直しただけです。歌舞伎もファンがあってのもの。役所が一方的に税金を投入して文化を維持するのは違うと思っている」と主張した。

 今回は「歌舞伎特別公演」(10月27~28日=松下IMPホール)も行われるが「橋下さんは歌舞伎をすごく勉強していて詳しい。『行こうよ』と誘ってみます」と、2人で観劇する意向を示した。

 これに対し、鴈治郎は「いい意味で言うとね、伝統芸能もあぐらをかいてたらあきまへん、ということ。自分らも変わらないと受け入れてもらえない。橋下さんのことは刺激になりましたよ」と前向きに受け止めていたことを明かした。

 一方、愛之助は橋下氏から長文の手紙を受け取っていたことを明かし「文化に興味がないわけではなく、粗末に扱っているわけでもない。ただただ良くしたいというのが理解できました。手紙をいただく前は若干、誤解もありましたが」と笑わせた。

 松井氏はまた、鴈治郎と愛之助が2025年の万国博覧会誘致アンバサダーに就任することも発表した。