「談志フリーク」坂井真紀が楽屋訪問しなかったワケ

2013年01月13日 10時50分

 故立川談志さん(享年75)のドキュメンタリー「映画 立川談志」の初日舞台あいさつが12日、都内で行われ、女優の坂井真紀(42)と談志さんの長女の松岡ゆみこさん(49)が出席した。


 この映画は希代の落語家、談志さんの1周忌追善プロジェクトの一環として制作されたもの。定番演目「やかん」(2005年10月12日、国立演芸場)と「芝浜」(2006年12月2日、三鷹市公会堂)の2席を収めているほか、未公開映像を盛り込み、真摯に落語と向き合った談志さんの真実の姿に迫っている。
坂井は20代からの談志フリーク。人生に行き詰っていた時、「この人なら何とかしてくれるかも」と思って見に行ったのがきっかけだった。


「自分でチケットぴあに電話して厚生年金会館に見に行きました。一番後ろの席で聞いたんですが、すごくうれしかったですね。談志師匠の話を聞くとなぜか安心するんですよ」


 それ以来、芸能人としてではなく、一ファンとして何度も高座に足を運んだという。松岡さんが「楽屋にお誘いするんですけど、1回も来なかったんですよ。なんで?」と聞くと、坂井は「よく『今のドラマはつまらない』とおっしゃってたじゃないですか。『あ、私出てる』と思うと怖くて(笑い)。すごく委縮しました」と語った。


 11年11月21日に他界したときは号泣。「(晩年は)ずっと老いと戦っているイメージがありましたね。でも、談志師匠に落語の面白さを教わった気がします」とあこがれの師匠をしのんだ。そんな“談志愛”の強い坂井に、最後は松岡さんも「うちの顧問になってくれませんか」とオファーを出し、会場の笑いを誘った。