新曲「石狩哀歌」が好調な神野美伽(52)が3日、名古屋ブルーノートで、様々な趣向を凝らしたライブ「ワンナイトプレミアムライブVol.3」を開催した。

 3年連続開催となる今回のライブは即日完売。400人の音楽ファンを前に「ようこそお越しくださいました。最後まで楽しんでいってください!」とあいさつし、演歌というジャンルにとらわれない神野らしいステージを見せた。

 紅白出場経験もある本格派演歌歌手ながら、これまでロック、ジャズを始めとした様々なジャンルとのコラボレーションを積極的に行ってきた。この日も「A LOVER’S CONCERTO」「キサスキサスキサス」「時計」などジャンルを問わない選曲で満員のファンを沸かせた。

 もちろん、代名詞の「無法松の一生~度胸千両入り」を始め「北の宿から」など歌謡界の名曲も、この日だけのスペシャルアレンジで熱唱。「ホールコンサートとは違う味を楽しんでもらいたかった。チケットの売れ行きも毎年伸びているようで期待に応えたいと思った。いろんなジャンルの名曲を、この日だけのアレンジで聴いてもらうことだけを考えた結果、このような選曲になった」と話した。

 8月30日に52歳の誕生日を迎え、ますます円熟味とパワフルさが増した。来年は35周年を迎え、1月3日から大阪新歌舞伎座での座長公演で幕を開ける。「まだまだやりたいことがたくさんある。期待していて」と話す神野に注目が集まりそうだ。